気が遠くなるほどの細かさ 今にも動き出しそうなリアルな絵画に目を奪われる
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オランダのアーティスト、マーセル・ウィッテさん。大自然や動物を描いた彼の作品は、絵画でありながらまるで写真のようなリアリティがあり、そのディテールへのこだわりがすごい、と話題になっています。
幼い頃から絵を描くことが大好きだったというマーセルさんは独学で現在のスタイルのアートを生み出しました。例えばこちらの作品。一面を青く塗ったキャンバスに大きな黒い影のようなものが描かれていきます。
出典:YouTube
マーセルさんが描いているのは等身大の白くまの親子です。平面に描かれた母くまの瞳が、だんだんと光を帯びて生きて動いているように見えてきます。
出典:YouTube
そして白くまの毛をまるで1本ずつ描いていくかのように丁寧に描いていくマーセルさん。見ているだけで気が遠くなりそうな作業です。
出典:YouTube
それでは完成までの過程をぜひ映像でごらんください。
この表情、目の輝き、毛並み…まるで白くまの親子がキャンバスから今にも飛び出してきそうなほどリアルですね。この作品のタイトルは【Making of Migration(移住)】。白くまの親子がなぜか流氷ではなくエアーマットレスの上に乗って移住しています。環境破壊によって地球上の野生動物の絶滅の危機が問題となっている今、マーセルさんのこの絵画にも何かメッセージが込められているような気がします。
マーセルさんのYouTubeチャンネルにはほかにも猿や馬、魚などの作品の制作過程が見られます。どれも見事な作品ばかりですので、興味がある方はごらんになってみてはいかがでしょうか。
artistMARCELWITTE