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「同一人物には見えない!」 2枚の写真が伝える女性の苦悩とは!?

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:Facebook

イギリス人のアンバー・スミスさん。

オシャレが好きで、いつも自身のFacebookには楽しそうな写真を公開しています。

もちろん、これもスミスさんの本当の姿であることは間違いありません。

しかし、彼女には、これまであまり人に「見せて来なかった顔」「見せたくなかった顔」がありました。

「パニック障害」である自分をさらけ出す

スミスさんは、ある日、自分のもう1つの姿をさらけ出す決意をします。

そして、Facebookにこんな2枚の写真を公開しました。

同一人物とは思えないほど、異なる表情をした女性の顔

しかし、これはどちらもスミスさんの写真です。

そして、彼女は自身がパニック障害であることを告白しました。

私がなんでこんな写真を公開したのか。
皆には知られたくない事実を伝えなければなりません。

上の写真:SNSで世界に見せている私。ドレスアップして、メイクをしています。「いつも」の私です。
下の写真:パニック障害が出た直後の私。ほとんどの人が知らない、もう1人の「いつも」の私です。

2016年になっても、まだ多くの人はメンタルヘルスの問題について理解していないし、批判的です。
私はそれにガッカリしているし、うんざりしています。

3人に1人の人間が一生に一度は精神的な病を患うと言われています…3人に1人!

「きっと乗り越えられる」
「薬なんて飲まなくても大丈夫。明るくしていれば」
「まだ若いのに…心の病になるなんて」
そう声をかけてくれる人たちがいます。

冗談じゃないわ!
私の外見が普通に見えるからって、そんな言葉をかけて来る人は嫌い。
私は頭の中に棲むモンスターと毎日のように闘っているのに…

「まだ若いのに!?」
年齢に関係あるの?発言そのものにビックリだわ!

私は強い心で、人生における試練と向き合って来た。
私は平気よ。
だって、私には最高の家族と友達がいるから。
私をサポートしてくれる皆に、毎日感謝しています。

もし、同じように辛い思いをしている人がいたら、黙って苦しんでちゃダメ。
周りにはあなたを助けてくれる人が必ずいるわ。
彼らに相談したり、助けを求めることを怖がらないで。

他人をいじめないで。
他人を陥れないで。
他人を勝手に判断しないで。

年齢や人種、宗教や財産、仕事も…色々違うけど、私たちは同じ人間よ。
相手を傷つけるのではなく、相手を受け入れてあげるべき。

この投稿をシェアすることをためらわないで。
声をあげずに苦しんでいる人たちのためにも。

Facebook ーより引用

このスミスさんの投稿は4万近くもシェアされるなど、大きな反響を呼びました。

  • 私も若い時にパニック障害だった。「若いのに…」と言われることがどれほど苦痛だったか
  • あなたを全面的に支持します
  • 勇気を持った投稿に敬意を表します

パニック障害は心の病気と思われがちですが、実は「脳内で分泌される物質によるもの」で、本来は脳の病気であるとも言われます。

発作が起こると、激しい動悸やめまい、息苦しさを感じ、強烈な不安に襲われます。

診断が難しく、一般的な検査では異常が見当たらないことから「気のせいでは?」と考えられがちなところも、パニック障害の人を苦しませる要因の1つ。

  • 頑張って!
  • 大丈夫だよ!
  • やれるはず

そんな言葉は禁句だそうです。

自身に経験がなければ、本当の意味でパニック障害を理解することは難しいかもしれません。

それでも思いやりを持って接し、自然にサポートしてあげることで、苦しむ人たちを少しでも楽にすることはできるはずです。

出典
Amber Smith

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