どちらを使えばいい?「料理酒」と「清酒」の<5つの違い>
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料理酒と清酒の違いってご存知ですか?同じような容器に入っているし、名前から想像するにも違いが分かりづらいですよね。なんとなく清酒の方が美味しくなりそうだからと、清酒を好んで使っている方もいらっしゃるのでは?そこで今回は、料理酒と清酒の違いなどをご紹介します。
<料理酒と清酒の違い1>食塩の有無
料理酒と清酒の大きな違いは、「食塩の有無」です。料理酒と表記されているものの多くには食塩が含まれています。一方、清酒には食塩が含まれていません。
これは、料理酒に塩を添加して飲用できないものにすることで、酒類販売免許を持たない商店などでも販売できるようにしたという経緯があるようです。
値段は料理酒に比べ、清酒の方が高いことが多いです。理由は、清酒には酒税がかかるから。
料理酒は飲用酒として扱われないため、酒税がかかりません。酒税は120円/ℓ。日々使う調味料で、この値段の差は大きいですね。
普段は料理酒を使い、特別な時に清酒を使うなどの使い分けをするのも良いかもしれません。
<料理酒と清酒の違い2>酸味と雑味の有無
料理酒は、料理にコクや旨味を加えるため、製造時に生まれる酸味や雑味を残しています。一方清酒は飲用を目的にしているため、米の外側を削って味わいをすっきりさせるとともに、余分な酸味・雑味をおさえているそう。
おさえた雑味の中には、調理に有効な旨味成分も多く含まれているため、料理酒のほうがコクや旨味が強い場合もあるんだとか。
また料理酒には甘味料やうまみ調味料、酸味料などを添加しているケースも。料理の味わいやうまみを深めるための工夫がされているんですね。
料理酒と清酒どちらを使う?<素材の旨味を閉じ込めたいときは清酒>
塩分を含まない清酒は、旨味を閉じ込める効果があるそうです。
食塩は浸透圧が高いため、料理酒入りの水に素材を浸けておくと、素材の旨味が溶け出してしまうことがあるんです。一方清酒は、浸透性が高いため、うまみ成分を素材の中まで一緒にしみ込ませます。
素材の旨味を素材にしっかり閉じ込めたいときは、清酒がおすすめです。
料理酒と清酒、どちらを使う?<レシピに酒としか記載がないとき>
一般的に料理レシピの「酒」というのは、食塩の入っていない清酒を指しているそうです。両方同じものだと勘違いして料理酒を使ってしまうと、せっかくの料理が塩辛くなってしまう可能性もあります。
レシピに酒としか記載がなく、料理酒を使う場合には、塩分を調整しましょう。一般的には海水と同じ3%程度の塩分が料理酒には含まれているそうです。
また、購入の際には、名称や原材料名をしっかりチェックしましょう。名称が清酒と書かれていなかったり、原材料名に食塩が書かれている場合は、料理酒になります。
料理酒と清酒、どちらを使う?<飲みたいとき>
「料理酒は飲めるの?」と疑問に思っていた方もいらっしゃいますよね?基本的に清酒は飲むことができますが、料理酒は飲まない方が良いとされています。料理酒は海水に近い約3%の塩分濃度でつくられていることが多いので、そのまま飲むことは体に良くないですよね。
おわりに
今回は、料理酒と清酒の違いを5つご紹介しました。特徴を理解した上で、料理酒と清酒を活用していってくださいね。