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博多駅前の陥没事故 死者・重傷者ゼロの理由は「日本の危機管理能力の高さ」

By - grape編集部  公開:  更新:

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提供:産経新聞社

2016年11月8日に福岡県の博多駅前で起こった、大規模な陥没事故。

道路が縦横30mに渡って陥没。周辺地域では電気、水道やガスも停止するなど、大きな被害が出てしまいました。

普段は多くの人や車が行き交う博多駅前。

確かに、早朝という人の往来が少ない時間帯ではありましたが、それでも死者や重傷者がゼロだったことは、奇跡的なこと。

しかし、それは「たまたま」や「単なる偶然」ではなかったことが、少しずつ明らかになってきました。

異変を察ししてすぐに通行止めに

地下鉄の延伸工事が原因と見られる、今回の陥没事故。

福岡市の高島宗一郎市長はブログで、施工業者の対応について次のように述べています。

陥没直接の人的被害が無かったのは、朝5時に施工業者が地下で出水を発見して、5時10分に通行止めにし、その5分後に陥没が起きたので人や車の通行が無かったという報告を受けています。

高島宗一郎オフィシャルブログ ーより引用

つまり、事故の予兆を察知した業者の素早い対応が、被害を最小限に食い止める要因になったのです。

陥没事故が起こってしまったこと自体は、とても残念なことですが、隠蔽したり、誤魔化したりするのではなく、安全を最優先した対応は素晴らしいものでした。

今後は電気、水道、ガスなどのライフラインの復旧と、道路の埋め戻しなどが急ピッチで行われるとのこと。

1日も早い復旧と、二度とこのような事故を起こさないための安全対策が求められています。

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出典
高島宗一郎オフィシャルブログ

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