博多駅前の陥没事故 死者・重傷者ゼロの理由は「日本の危機管理能力の高さ」
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提供:産経新聞社

今、もっとも狙われやすいのは… 新しい犯罪傾向にゾッとする残念なことに、空き巣や強盗などの事件はなくならず、連日のようにニュースをにぎわせています。玄関前に監視カメラを設置するなど、防犯対策をしている人もいるでしょう。しかし、近年では犯行の手口や傾向に変化が起こっており、従来の対策だけでは不十分な可能性があります。

リンゴの形をしたキーホルダー 実はこれ…「もっと輪を広げたい」「素敵な活動」漫画家の、ずくなし黒岩(@kurokuroyuyuyu)さんがXに写真を公開。ねぷた絵を「なんとか残せないか、いろいろな人にこの美しさを伝えられないか」と、頭をひねり始めたのがきっかけで、2023年の秋頃からある活動を始めたといいます。活動の一環として完成させた作品とは…。
2016年11月8日に福岡県の博多駅前で起こった、大規模な陥没事故。
道路が縦横30mに渡って陥没。周辺地域では電気、水道やガスも停止するなど、大きな被害が出てしまいました。
普段は多くの人や車が行き交う博多駅前。
確かに、早朝という人の往来が少ない時間帯ではありましたが、それでも死者や重傷者がゼロだったことは、奇跡的なこと。
しかし、それは「たまたま」や「単なる偶然」ではなかったことが、少しずつ明らかになってきました。
異変を察ししてすぐに通行止めに
地下鉄の延伸工事が原因と見られる、今回の陥没事故。
福岡市の高島宗一郎市長はブログで、施工業者の対応について次のように述べています。
つまり、事故の予兆を察知した業者の素早い対応が、被害を最小限に食い止める要因になったのです。
陥没事故が起こってしまったこと自体は、とても残念なことですが、隠蔽したり、誤魔化したりするのではなく、安全を最優先した対応は素晴らしいものでした。
今後は電気、水道、ガスなどのライフラインの復旧と、道路の埋め戻しなどが急ピッチで行われるとのこと。
1日も早い復旧と、二度とこのような事故を起こさないための安全対策が求められています。