カフェのアイディアが素敵!耳が不自由な店員のための『お願い』とは
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今、もっとも狙われやすいのは… 新しい犯罪傾向にゾッとする残念なことに、空き巣や強盗などの事件はなくならず、連日のようにニュースをにぎわせています。玄関前に監視カメラを設置するなど、防犯対策をしている人もいるでしょう。しかし、近年では犯行の手口や傾向に変化が起こっており、従来の対策だけでは不十分な可能性があります。

リンゴの形をしたキーホルダー 実はこれ…「もっと輪を広げたい」「素敵な活動」漫画家の、ずくなし黒岩(@kurokuroyuyuyu)さんがXに写真を公開。ねぷた絵を「なんとか残せないか、いろいろな人にこの美しさを伝えられないか」と、頭をひねり始めたのがきっかけで、2023年の秋頃からある活動を始めたといいます。活動の一環として完成させた作品とは…。
名古屋駅付近にあるカフェ『バリーズ』に訪れた、だ~びっつさん(@Da_vidtz)。
カウンター席に座ると、卓上に置かれた見慣れないものが目に入りました。そこに書かれた字を見て、なんだか温かい気持ちになったのです。
『バリスタは耳が不自由なため…』カフェの立札が素敵
カウンターの上に置かれているのは、手作りの立札がいくつか入った容器。
容器に貼られた紙には、こう書かれていました。
本日のバリスタは耳が不自由なため、こちらをお使いください。
そう、これは耳が不自由なバリスタとコミュニケーションをとるアイテム。
『お会計したい!』『お水ちょーだい!』などと書かれた立札を持ち、耳の不自由なバリスタに「声をかける」のです。
これならバリスタも仕事がしやすいですし、お客さんも声をかけやすいですよね。
だ~びっつさんがこの写真を投稿すると、お店側の素敵な取り組みに多くの人が心うたれました。
お店側に、立札についてお話を伺った
――どういった経緯で、この立札を設置することになったのですか?
「バリスタを目指す耳の不自由なスタッフが、当店で働くことになったのがきっかけです。
お店のスタッフでミーティングをひらき、このアイディアがあがりました。
サービスのスペシャリストであるバリスタは、お客様の声にしっかりと気づくことが大切です。
お客様が”声をかけているのに、なんだか無視されちゃうなぁ”と思ってしまうかも…と考え、設置しました」
――お客さんから、立札について反応はありますか?
「お客様同士で”素敵な取り組みね~”といったお話をしてくださることがあります」
お店のスタッフが新しい仲間のために考えた、このアイディア。耳の不自由なバリスタの方も、本当に嬉しかったことでしょう。
オシャレな雰囲気と、可愛らしいパンケーキも人気のカフェ『バリーズ』。名古屋駅付近を訪れた際は、ぜひ立ち寄ってみてください。
【バリーズ】
所在地:〒453-0015
愛知県名古屋市中村区椿町8-3 丸一駅西ビル1F
営業時間:10:00~23:00(金、土は26:00まで)
定休日:無休
[文/grape編集部]