「プレミアムフライデーに定着の兆し」って、ウソつけ!
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皆さん、プレミアムフライデーを覚えていますか。
プレミアムフライデー
経産省や経済団体連合会が中心となって「普段よりもプレミアムな生活を推奨しよう」と開始。月末の金曜日は15時退社にし、個人消費を喚起するべく大々的なキャンペーンが行われた。
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ちなみに、始まったのは2017年2月から。
しかし、ネット上では「いつから始まったのか思い出せない」といった声も多く聞かれます。
中には「プレミアムフライデーってまだあったの」という辛辣な意見も。
実際に、どのくらいの人がプレミアムフライデーを謳歌しているのか…ネット上の声を集めてみました。
プレミアムフライデー定着ってホント?
経産省が設立したプレミアムフライデー推進協議会が2017年6月22日に発表したところによると、認知度は90%に達し、約半数がプレミアムフライデーという制度に「賛成」と回答。
また、過去4回のプレミアムフライデーに「普段の週末にはできない過ごし方ができた」と40%の人が答えるなど、定着の兆しを見せているといいます。
こういった結果を受け、同協議会は6月27日、読売新聞に全面広告を掲出。
プレミアムフライデー 定着の兆し
こんな見出しで、プレミアムフライデーが認知され、積極的に導入されていることをアピールしました。
が!!!
ネット上の声を集めてみると、どうやらそう簡単なものではないようで…。
否定的な意見
コメントにもありましたが、同協議会のアンケート結果には次のような文言があり、そこに疑問を感じている人が多いようです。
確かに、「4割以上の人がプレミアムフライデーにいつもとは違った過ごし方ができた」と回答していますが、いつもより早く帰れたかどうかは問題にしていません。
「金曜の夜に飲みに行っただけ」の人がどのくらいいるのかは分かりませんが、これでは参加実態とはいえないような気もします。
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もちろん、純粋にプレミアムフライデーを楽しんでいる人もいるようで、ネットにはこんな肯定的な意見も。
肯定的な意見
「月末の金曜なんて一番忙しい」「プレミアムフライデーのおかげで週末に休日出勤しなければいけない」など、まだ問題が多いのも事実です。
しかし、プレミアムフライデーが浸透し、多くの社会人が月末の金曜日を自由に使えるようになれば、個人消費の喚起のみならず、休日の選択肢も広がるはず。
多様性のある働き方を実現するための1つの方法として、各企業や個人が有効利用を検討してみる価値があるのではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]