ほうじ茶って緑茶の一種!? ほうじ茶・緑茶・煎茶・抹茶・玉露・番茶の違いとは
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日本茶でよく飲まれる代表格は、緑茶、ほうじ茶あたりでしょうか。どちらもクセがなくて飲みやすいお茶ですね。ほうじ茶と緑茶、実は一体何が違うのか気になった経験があったりしませんか? 今回は、ほうじ茶と緑茶の違い、煎茶、番茶、ほうじ茶、抹茶、玉露の違いをご紹介します。
ほうじ茶と緑茶の違い
ほうじ茶と緑茶の違いは何でしょうか?
実はほうじ茶は緑茶の一種に分類されます。「緑茶」「ほうじ茶」と分けて表記され売られていることで、全く別のものかと勘違いしてしまいますよね。
漢字では「焙茶」と表記されることもあります。緑茶(煎茶)の主流から外れた番外のお茶「番茶」をきつね色になるまで入って香ばしさを引き出したお茶が「ほうじ茶」です。
日本で生産されるお茶のほとんどが緑茶。栽培方法、製造の仕方によって、さまざまな種類のお茶になります。
飲む機会の多い、煎茶、番茶、ほうじ茶、抹茶、玉露の違いをご紹介します。
【緑茶の種類】大きく4つに分類される
緑茶は育て方で大きく2つに分類され、さらにそこから製造工程などの違いによって4つに分類されます。
覆下園で育てる
茶摘み前の約20日間、覆下、つまり日光を遮断して育てる方法です。覆下園で育てる緑茶は、抹茶と玉露に分けることができます。
露天園で育てる
覆いをせず、太陽の光をたっぷり浴びさせて育てる方法です。露天園で育てる緑茶は、煎茶と番茶類(ほうじ茶など)に分けることができます。
それぞれの詳しい説明を次の項目でしていきます。
【緑茶の種類】抹茶
てん茶を出荷する前に石臼で挽いたものが「抹茶」です。
てん茶とは、茶園をワラなので覆い、日光を遮って育てた一番茶を原料とし、蒸した後、揉まずにそのまま乾燥し、茎や葉脈などを除いた後のものです。このてん茶を、出荷前に挽いたものが、あのほろ苦さとお茶の甘みを感じることができる美味しい抹茶となるわけです。
【緑茶の種類】玉露
新芽が2~3枚開き始めたころ、茶園をワラなどで20日間程度覆い、日光を遮って育てたお茶が「玉露」です。
光を制限して新芽を育てることで、アミノ酸のテアニンからカテキンへの生成が抑えられ、渋味が少なく、うま味が豊富な味になるそうです。海苔に似た「覆い香」が特徴的です。
玉露は抹茶より約2倍のビタミンCを含み、さらにカフェインの量はコーヒーの約3倍含まれていると言われています。カフェインの過剰摂取を避けるために、飲み過ぎには注意が必要ですね。
【緑茶の種類】煎茶
緑茶の多くは煎茶として作られます。緑茶と表記されて売られているお茶は、煎茶であることが多いそうです。
緑茶は、新鮮な茶葉の状態で熱処理(蒸す・炒る)することで酸化酵素の働きをとめた不発酵茶です。蒸して揉んで製造する一般的な製法でつくられたお茶が「煎茶」です。
【緑茶の種類】番茶とほうじ茶
地域や茶葉によって、様々な意味がありますが、日本茶の主流から外れたお茶を総称して「番茶」と呼びます。
「ほうじ茶」は、そんな番茶をきつね色になるまで強火で炒り、香ばしさを引き出したお茶です。
ほうじ茶は炒る工程が入っていることにより、カフェインの含有量が少なくなるそうです。
おわりに
今回は、ほうじ茶と緑茶の違い、またお茶の種類をご紹介しました。製法や味に違いがあったんですね。味の違いはぜひ飲み比べて確認してみてくださいね。
参考:伊藤園「お茶百科」お茶(緑茶)の成分と効果・効能
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