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今にも動き出しそうな『油絵』に心奪われる ネットからは「絵なの!?」の声

By - grape編集部  公開:  更新:

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日本人アーティストである三重野 慶(@mienokei)さんの作品がTwitterで話題になっています。

三重野さんが描いた油絵は、手を伸ばせば触れられそうなほど美しい女性が描かれています。

上記の1枚は、1年半もの歳月をかけて三重野さんが描いた大作です。

拡大してみると、1本1本細かく描かれた髪の毛や水の波紋、濡れた洋服、ほくろなど、どこに至っても丁寧に描かれているのが分かります。

あまりの細密さに絵画とは思われず、写真と勘違いされてしまうこともあるのだとか。

キャンバスに描かれた女性はどれもいきいきとしており、いまにも動き出しそうに感じます。

三重野さんは、絵に対する考えをこのようにつづっています。

いま感じていることは、どのような感情で、その強さはどのくらいか。それは言葉で伝えることができるのでしょうか?

自分の使う言葉の意味と、相手の中の言葉の意味が、まったく一緒ということはない。感情や感覚を言葉にするとき、それは翻訳され形を変えた別のものになってしまう。

本当に伝えたいことを想う時、どうしてもそう考えてしまいます。

私が描こうとするのは、目にしたままの姿です。

眼に映って脳に送られた像と、心でとらえたそれには差があって、感情や認知によって色や形を変えています。

私の中のこの色、形、ひかりをそのまま描くことで、言葉にならないものを全部そのまま伝えたいです。

主題を「モチーフでも自分でもなくその間」として、数々の作品を生み出している三重野さん。

grapeの取材に対し、三重野さんは作品制作についてこう語りました。

私たちが何か好きなものを見て気持ちが高揚したり、興味を持ったりすると瞳孔が広がるのと同じように、「見ること」による主観を大切にしたい。

現実とアーティスト自身がとらえた姿は、決して同じではありません。

そのままの光景を映した写真とは異なり、絵は人間の目に映ったものが心を通り、主観性が織り込まれています。

三重野さんは、自らの目や心が感じたままの姿を描いているのです。

2018年7月13日~28日、三重野さんは東京都中央区日本橋にある『ギャラリー須知』にてグループ展を開催します。

また、下記のウェブサイトやSNSでも三重野さんのほかの作品を見ることができるので、ぜひご覧ください。

【三重野 慶(みえの けい)】

ウェブサイト:Mieno Kei Official Website
Twitter:@mienokei
Instagram:mienokei


[文・構成/grape編集部]

貼り紙の写真

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出典
@mienokei

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