今にも動き出しそうな『油絵』に心奪われる ネットからは「絵なの!?」の声
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臨時休業をした整体院 入り口にあった『貼り紙』に「これは仕方ない」「いい職場」2024年11月14日に、ある理由で臨時休業をした、同店。 「お許しください」といった言葉とともに、臨時休業を知らせる貼り紙を、Xのアカウント(@msgCura)で公開したところ、大きな注目を集めることになりました。
買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」
- 出典
- @mienokei
日本人アーティストである三重野 慶(@mienokei)さんの作品がTwitterで話題になっています。
三重野さんが描いた油絵は、手を伸ばせば触れられそうなほど美しい女性が描かれています。
上記の1枚は、1年半もの歳月をかけて三重野さんが描いた大作です。
拡大してみると、1本1本細かく描かれた髪の毛や水の波紋、濡れた洋服、ほくろなど、どこに至っても丁寧に描かれているのが分かります。
あまりの細密さに絵画とは思われず、写真と勘違いされてしまうこともあるのだとか。
キャンバスに描かれた女性はどれもいきいきとしており、いまにも動き出しそうに感じます。
三重野さんは、絵に対する考えをこのようにつづっています。
いま感じていることは、どのような感情で、その強さはどのくらいか。それは言葉で伝えることができるのでしょうか?
自分の使う言葉の意味と、相手の中の言葉の意味が、まったく一緒ということはない。感情や感覚を言葉にするとき、それは翻訳され形を変えた別のものになってしまう。
本当に伝えたいことを想う時、どうしてもそう考えてしまいます。
私が描こうとするのは、目にしたままの姿です。
眼に映って脳に送られた像と、心でとらえたそれには差があって、感情や認知によって色や形を変えています。
私の中のこの色、形、ひかりをそのまま描くことで、言葉にならないものを全部そのまま伝えたいです。
主題を「モチーフでも自分でもなくその間」として、数々の作品を生み出している三重野さん。
grapeの取材に対し、三重野さんは作品制作についてこう語りました。
私たちが何か好きなものを見て気持ちが高揚したり、興味を持ったりすると瞳孔が広がるのと同じように、「見ること」による主観を大切にしたい。
現実とアーティスト自身がとらえた姿は、決して同じではありません。
そのままの光景を映した写真とは異なり、絵は人間の目に映ったものが心を通り、主観性が織り込まれています。
三重野さんは、自らの目や心が感じたままの姿を描いているのです。
2018年7月13日~28日、三重野さんは東京都中央区日本橋にある『ギャラリー須知』にてグループ展を開催します。
また、下記のウェブサイトやSNSでも三重野さんのほかの作品を見ることができるので、ぜひご覧ください。
【三重野 慶(みえの けい)】
ウェブサイト:Mieno Kei Official Website
Twitter:@mienokei
Instagram:mienokei
[文・構成/grape編集部]