「日本人は本当に」 落ちていた財布を拾ったら、『たどたどしいメール』が届いた
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
Instagramに日々の出来事を投稿している、Ꮶ♡Ꮶ♡(this.is.c.koko)さんは、ある日落ちていた財布を拾いました。
「すぐに本人に届けたい」と思ったものの、近くに交番がなかったため、投稿者さんは困ってしまいます。
代わりに、何か連絡先が分かるものはないかと財布の中を探すと…運よく名刺が入っていました!
電話番号が記載されていたため、それを利用してショートメールを送信。すると、折り返しの電話がかかってきて、待ち合わせた場所で財布を手渡すことになりました。
ダイレクトすぎるメッセージ
その後、約束通り財布を届けに行った投稿者さん。無事に渡してからしばらく経つと、財布の持ち主から次のようなメッセージが送られてきました。
日本人は本当に すごい えらい ですね
日本人のことを褒める財布の持ち主。
たどたどしい文章で、投稿者さんに「ありがとう ございます」と財布のお礼を述べました。
続けて…。
このことは 私の 人生の中で ぜったいに 忘れないです。
あなた、あなたの 家族、あなたの国 いつも 幸せ、 お金持ち なってくださいね
投稿者さんが豊かな生活を送れるように願ってくれているのですが、とても直接的な表現ですね…!
実は、財布の持ち主は留学生。異国の地である日本で財布を落とし、困っているところを投稿者さんが助けたのでした。
専門学校の講師からのメッセージ
このメッセージが届いた後日、留学生の関係者からも感謝の言葉が送られてきました。
送り主は、留学生を2年間見てきた専門学校の講師です。
※写真はイメージ
自分でメッセージを送ってみたものの、適切な日本語で伝えられていないように感じた留学生。専門学校の講師に説明して、自分の代わりに再度、連絡を取ってもらったようです。
講師は、留学生が送ったメッセージを次のように補足しました。
日本に住む留学生は、哀しく虚しい思いをすることも多々ありますが、今回のような優しさに触れる時、どんなに幸せを感じたかを、お伝えしたかったのだと思います。
言葉の違いや文化の違いなどで、苦労することも多い留学生。
時には、心ない人の振る舞いで悲しい思いをすることもある中、投稿者さんのような親切な人に出会えたら、どれだけ心が救われることでしょう。
2人からのメッセージを受け取って、感動した投稿者さん。自分の行いが留学生に与えた影響を知り、「当たり前のことを当たり前にしようと心がけて参りましたが、より精進しようと誓います」とコメントをしています。
また、このエピソードを公開した理由について、次のように述べました。
このことがキッカケで、読んでくださった人が、何か社会や人のために善意で動ける運動が増えたら、幸いです。
誰かのちょっとした行動が、その国のイメージを決定付けたり、また誰かを悲しみから救ったりすることがあります。
いつも「困っている人を助けよう」という意識を持ち、多くの人が笑顔になれる社会を目指していきたいですね!
[文・構成/grape編集部]