「あなたを助けたい」 シングルマザーが受け取った見知らぬ人からのギフト
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買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」
海外の画像投稿サイトImgurユーザーのBillietheUnicorn42さんは、1人で息子を育てているシングルマザーです。子どもの夏休みが終わりに近付いた7月のある日のことを投稿しました。
投稿者さんの元に、見知らぬ女性からメッセージが送られてきます。
投稿者さんは母親たちによるFacebookのコミュニティグループに参加しています。女性は、そこで見た投稿者さんの書き込みに対してこんなメッセージを送ってきたのです。
こんにちは!あなたのFacebookの投稿を見ました。
私はシングルマザーではありませんが、多くのシングルマザーの友人がいますのでその大変さは知っています。もしあなたが手助けが必要、または欲しいようでしたら、2人のシングルマザーのかたにお子さんが新学期で必要なものを買ってあげたいのです。
ただいくつか条件があります。
誰からもらったかを決してSNSに投稿しないでください。私は何か見返りが欲しいわけでも、人々から質問攻めにされたいわけでもありません。自分の名前を明かしたくないのです。
もしあなたが助けを必要としないなら7月20日までに知らせてください。そうすれば別の人を探せますので。
いつか見知らぬ誰かに親切にしてあげてください。
見知らぬ女性からの突然の申し出に、戸惑ってしまったという投稿者さん。
すると女性は、なぜこのような親切なことがしたいかという理由を説明し始めます。
20年前、私の名前を新聞で見たという男性が、私の大学の4年分の学費を全額支払ってくれたのです。七万五千ドルです。
その男性は私と会ってくれず、電話も持っていなかったため、やりとりは手紙でした。
私はなぜ自分がそんなギフトを受け取れたのか分かりませんでしたが、そのお金は私の人生を変えてくれました。私はとても貧しかったので、その援助がなければ大学には行けなかったでしょう。
私は理学士の学士号を取得し、借金もなく卒業しました。いまはいい生活を送っています。
これは私の『ペイ・フォワード』なんです。私の場合はあなたの人生を変えるほどじゃないけど、少しでも助けになればと思って。
女性の話を知って驚いた投稿者さんは、親切な申し出をありがたく受けることにします。
そして数日後、投稿者さんの元に見知らぬ女性からの荷物が届きます。荷物の中には息子の学校で必要なものに加えて、新品のスニーカーも入っていました。
出典:BillietheUnicorn42
投稿者さんはとても節約家で、滅多に新しいものを買わないのだそう。「きっと息子はすごく喜ぶわ」とコメントしています。
女性が話していた『ペイ・フォワード(Pay it forward)』とは恩送りのこと。誰かから受けた恩を、別の誰かに送るという意味で使われます。
投稿者さんはこの女性に、「いつか必ず自分もペイ・フォワードします」と伝えたそうです。
女性は「私は見知らぬ男性に新聞で見つけてもらいギフトをもらった。だから見知らぬあなたをFacebookで見つけてギフトをあげたいと思った」と話していたといいます。
たとえ大きな金額でなくても、投稿者さんにとっては大きな助けになったはずです。そして何より『親切な気持ち』は、人生を変えてくれるほどのギフトとなったことでしょう。
こんな優しさが広まっていけば、世界はもっといい場所になっていくのでしょうね。
[文・構成/grape編集部]