後から考えると凄く変だな? 『泣きながら倒れている中年女性』を助けようとしたら
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看護師「なにか刃物を」 鬼気迫る表情で、通りかかった人に言ったワケ「看護師仲間が休日に救命処置を行った話」を漫画にした、都(@tomerariko)さん。看護師でも、急な事態に冷静になることの難しさを多くの人に伝えました。そして、改めて「救命のためにどうすることが必要か」をまとめ、大きな反響を得ています。

看護師から漫画家へ──異色の転身を決めた女性が、漫画家一本で生活できるワケ【インタビュー】明(@rikukamehameha)さんは、病棟での看護師を長年経験し、たくさんの患者を看取ってきた1人。2025年10月28日現在は、漫画家として、自らの実体験をもとにした作品を多く描いています。同月16日にXに投稿した漫画では、看取りを乗り越えて退勤した後の、看護師の本音が描かれていました。
- 出典
- sayama_diary






状況を見て、正しい人命救助を行うのは難しいもの。
たとえ救命講習を受けた人でも、「こうしたほうがいいのではないか」といろいろなことを考えた結果、不思議な行動を取ってしまうことがあります。
さやまさんがエッセイ漫画を投稿しているインスタアカウント『さやまの日常』(sayama_diary)。その中から、倒れた人を助けようとした時のエピソードをご紹介します。
2年ほど前のこと。さやまさんは出かけようとして、玄関のドアを開けました。
すると目の前の道路に、誰か倒れていたのです!
『家を出たら人が倒れてた話』
中年女性の身体を包んだのは、道路に敷いてあると不自然な布団でした。
中年女性の体温が低下しないようにと考えたさやまさん。その行動は、中年女性の状態によっては正解ではなかったかもしれません。
しかし、動けなくて心細そうに泣いていた中年女性は、全身を柔らかなもので包まれたことで、少し安心できたのではないでしょうか。
また、さやまさんがかけた布団は、道行く多くの人の視線からも中年女性を守ってくれたはずです。
さやまさんの行動に、「家の前に人が倒れてるだけでもすごい出来事なのに、その上を行くとは」「予想外で面白すぎた」などのコメントが寄せられました。
ちなみに、中年女性のマクラに使ったさやまさんの化粧ポーチは…。
中年女性と一緒に救急車の中へ!
中年女性の持ち物だと勘違いをされてしまったのでしょう。
その結果、さやまさんはこんなことになってしまいます。
ノーメイクで出社して、上司を驚かせてしまいました…。
化粧ポーチは、さやまさんが人助けをしてから3日後くらいに、仕事のついでに家に寄った救急隊員が返してくれます。
受け取ったさやまさんは、化粧ポーチを確認してビックリ。なんと、中年女性からお礼のお菓子が付いていました!
多くの人が救命活動を行った結果、中年女性は助かったのです。
冷たい道路に倒れていた時に布団をかけてくれた、さやまさんの優しさをしっかりと受け取っていた中年女性。
「余計なことをしてしまった」と思うようなことがあっても、善意はきっと届く…そんなことを感じさせてくれるエピソードですね。
さやまさんは、ほかにもエッセイ漫画を多数投稿しています。気になった人は、ぜひご覧ください。
Instagram:さやまの日常(sayama_diary)
[文・構成/grape編集部]