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『ブルジョア障がい者』は差別じゃない 場を凍らせたサンド伊達の発言に賛否

By - grape編集部  公開:  更新:

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2018年10月19日に行われた、さいたま市議会での発言が議論を呼んでいます。

この日の本会議では、障がい者の医療費助成に所得制限を設ける件について賛成討論を進めていました。

その際、さいたま市の吉田一郎市議がこういった発言をしたのです。

「障がいで働けない」「収入が少ない」、「だから医療費を安くしましょう」「タダにしましょう」…これは分かります。

でも障がい者もですね、中にはうちにもいますけど、年収1354万5千円の、車いすに乗った障がい者のかたがいらっしゃるわけですよ。

こういった高収入のブルジョア障がい者のかたは、負担していただいても構わないわけですよ。

「うちにもいますけど」といいながら手で示したのは、4歳のころから四肢に障がいを持ち、車いすを使用している伝田ひろみ市議。

吉田市議の『ブルジョア障がい者』という発言に対し、ほかの議員からは「言葉遣いに問題がある」と非難する声が上がりました。

サンドウィッチマン伊達、『ブルジョア障がい者』発言を擁護

同月30日、情報番組『バイキング』(フジテレビ系)では今回の騒動についての特集を放送。

番組に対し、吉田市議は「伝田市議には謝ったが、ほかの人に謝ったつもりはない。『ブルジョア障がい者』という言葉は悪いと思っていないし、謝る必要がない」と発言しました。

スタジオの出演者やさいたま市の有権者から『ブルジョア障がい者』発言に対して「差別的だ」という声が上がる中、意見を求められたサンドウィッチマン伊達みきおさんはこういいました。

要するに「ブルジョア」っていうのは、「裕福な」とかそういうことなんですよね?

誰がこれを聞いて怒ってるのかなってちょっと思って。全然、差別的な用語ではないような気がするんですけどね。

バイキング ーより引用

流れを断ち切るように『ブルジョア障がい者』という言葉を擁護した伊達さんに、スタジオは凍り付きます。

あからさまに動揺するMCの坂上忍さんを前に、伊達さんは「差別的な用語じゃないですよね?障がい者のかたも、伝田さんも怒っていないし」と再度発言。

すると、坂上さんは「VTR見ましたよね?とても不適切なニュアンスだと僕は思いますけど」と持論を展開します。

「収録じゃないから編集できないよ」と確認するように坂上さんがいうも、伊達さんは笑顔で「いえいえ、全然僕は問題ないですよ」と返しました。

その後はほかの出演者がコメントし、伊達さんに話が振られることはありませんでした。

サンドウィッチマン伊達の発言に、賛否両論

報道では批判的な声が続々と上がっている『ブルジョア障がい者』発言を伊達さんが擁護した件は、またたく間にネット上で拡散されました。

伊達さんの発言に対し、ネット上ではいろいろな意見が上がっています。

【肯定派の意見】

・「裕福な障がい者」って意味でしょ、どこが差別?伊達さんはよくいってくれたと思う。

・障がい者も所得があるなら、同じく税金を払うべきだと思う。控除するほうが差別的。

・心の底で障がい者を差別しているからこそ、この言葉を差別だと感じるのでは?

・自分は障がい者だけど、差別だと思う人は「かわいそう」っていう先入観があるんじゃない?

【否定的な意見】

・どっからどう見ても、議員は侮辱する意図で使ってたじゃん。

・自分も、伊達さんの意見を聞いて坂上さんと同じく怪訝な顔をしてしまった。

・単語だけならともかく、議員の前後の文脈を見るとアウト。

・言葉じゃなくて、この議員の差別的な意識が透けて見えるのが問題なんでしょ。

中には、「考えかたは人それぞれなのだから、反対意見を封じるのはおかしい」と番組進行に不満を持つ声も。

言葉の受け取りかたは、人によって異なります。もし吉田市議が『裕福な障がい者のかた』という言葉を選んでいても、いろいろな意見が上がったことでしょう。

「差別をしないように気を付けなければいけない」という考えが過度になることで、差別につながっているのかもしれません。


[文・構成/grape編集部]

出典
バイキング

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