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「朝から泣いた」 車いすのアイドルがつづった『ノート』の内容に、称賛の声

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:猪狩ともかオフィシャルブログ

アイドルグループ『仮面女子』のメンバーである猪狩ともか(いがり・ともか)さん。

2018年4月に起きた不慮の事故がキッカケで、車いすでの生活を余儀なくされました。

自身に起きたつらく苦しい状況にもくじけず、前向きな姿勢で向き合い、『車いすアイドル』として活躍する姿は、多くの人々を勇気付けています。

猪狩ともかが、事故の4日後にノートにつづった記録

猪狩さんは、2019年3月3日に自身のブログを更新。事故により入院していた際の出来事を明かしました。

入院中は、いつもノートに生活の記録や心境をつづっていたという猪狩さん。

事故にあってから4日後に、ノートに記録していたのは次のような言葉でした。

猪狩さんがノートにつづったのは、『不幸中の幸いリスト』。

事故にあった当時の状況を振り返って感じた、ラッキーな出来事をか条書きにしてつづっています。

・生きていた!!

・頭や首が無事

・手が自由

・通行人がすぐ救助してくれた

・救急隊がすぐ来た

・顔に大きな傷が残らなかった

・内臓無事だから食事が自由

猪狩ともかオフィシャルブログ ーより引用

前半部分は猪狩さんの母親が、そして後半部分は猪狩さん本人が書いた文章です。

当時、上体を起こすことが困難だった猪狩さんは、母親に頼んで『不幸中の幸いリスト』を書き始めてもらい、その後、病院のベッドに横たわった状態で自ら書き記したといいます。

猪狩さんは、ノートに記録した時の心境を、次のように明かしています。

まだ自分の状況をちゃんと知る前だったし、

どんな気持ちでこれを記してたんだろう。

でも書いたキッカケは

「すぐに助けてもらえてよかったね」

とかそういう話をしていて、

「じゃあ不幸中の幸いを書き出そう!」

って感じだったと思います。

猪狩ともかオフィシャルブログ ーより引用

ノートを読むことで当時の気持ちや状況を振り返り、改めて家族の支えが大きかったことを実感できたという猪狩さん。家族に対する感謝の気持ちをブログにつづりました。

そして改めて、

いちばん近くにいる家族がどんなときも前向きな言葉をかけてきてくれたから。

だから自分は前を向くことができたんだって思います。

猪狩ともかオフィシャルブログ ーより引用

猪狩さんが、治療やリハビリに立ち向かうための心の支えにしていたという入院中のノートがこちら。表紙には愛犬・りきの写真が貼られています。

猪狩さんは、ブログの最後に父親へずっと伝えたかった気持ちをつづります。

事故にあった当時、まだ前向きになれず、ノートに弱音を書きつらねた猪狩さん。父親は、娘の本音に対し、赤いペンを使って次のようなコメントを残しました。

トンネルの先に一筋の光 私の心に降り注いで

辛い記憶も唇を噛みしめた昨日も

何もかもが笑える過去になるよ

父より

猪狩ともかオフィシャルブログ ーより引用

父親が記したのは、猪狩さんの属するグループの曲である『仮面大陸~ペルソニア~』の歌詞の一節です。

コメントを読んだ猪狩さんは、自分からのメッセージのように歌詞を引用する父親に、ツッコミを入れてしまったのだとか。

懸命に困難と闘おうとする猪狩さんのために、父親は娘の大好きなグループの歌詞を引用することで、励まそうとしたのでしょう。

ネット上では、猪狩さんの想いや信念のつまったノートに対し、さまざまなコメントが寄せられています。

・不幸の数よりも、幸せの数を数えようと考える猪狩さんは素敵です。

・感動しました!いつだって前向きな強さを持つ猪狩さんを、心から尊敬します。

・お父さんからのメッセージを読んで、朝から涙が出ました。家族の強い絆を感じます。

大好きな家族の支えにより、さまざまな困難を乗り越えた猪狩さん。彼女の持つ明るさや前向きな姿勢、そして感謝の気持ちを忘れない謙虚さは、多くの人々の心に響きました。


[文・構成/grape編集部]

出典
猪狩ともかオフィシャルブログ

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