「善意なのは分かるけど…」 大津市事故の『献花の写真』がネットで議論に
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- 出典
- 産経ニュース
2019年5月8日に滋賀県大津市の交差点で痛ましい交通事故が起きました。
保育園児を連れて保育士が散歩をしていたところ、直進中の軽自動車が、右折してきた車両と衝突。衝突の反動で、軽自動車は歩道に突っ込みました。
園児2人が尊い命を落とした今回の事故に多くの人が心を痛め、ネット上では「どうすれば事故を防ぐことができるのか」と議論が交わされています。
大津市事故の『献花』写真に疑問の声
今回の事故に関して、もう1つネット上で議論が起こっています。
それは、事故現場に設置された献花台です。多くの人が被害に遭った子どもたちを想って手を合わせ、花やお菓子、メッセージカードを供えています。
しかし、実際にその場を訪れた人や、献花台の写真を目にした人たちからは、疑問の声が上がっているのです。
大量の献花で埋まっているのは、歩道の点字ブロック。
献花の量があふれ、歩道の点字ブロックにはみ出してしまっているのです。
献花台の状況を見た人たちからは、ネット上でいろいろな意見が上がっています。
・献花する人の気持ちは分かるんだけど、ガードレールのないあの道を狭くしちゃってる…。
・本当に交通安全を願うなら、点字ブロックをふさがない配慮をするべきだと思う。
・善意なのは分かるから、叩きたいわけじゃない。でも、これはまた別の問題。
・点字ブロックがふさがれて、また誰かが事故に巻き込まれたらと思うと…。
産経ニュースによると、歩道の確保をするため、同月12日に地元住民が献花台を隣接する空き地に移動したとのこと。
「天国で安らかに」といった善意による献花。その気持ちは素晴らしいものです。
しかし、今回の事故を受けた私たちの課題は悲しい事故を減らすこと。亡くなった人を弔うだけではなく、これからのことも考えなくてはなりません。
[文・構成/grape編集部]