新幹線が急停車し、アナウンスが聞こえず困った聴覚障害の母親 すると、隣の席の女性は…
公開: 更新:

※写真はイメージ

女性「感動した」 白杖の男性が赤信号の交差点で…「す、すげぇ」「もっと広まって」障害のある人の生活や社会参加を、デザインの力で支援する会社を経営している、方山(@denkiry)さん。 ある日、街中を歩いていると、白杖を持った男性を発見しました。

優先席で高齢者を立たせ、平然と座る若者 障がい者の意見に「本当にそれ」「広まってほしい」『若者の優先席利用』がネットで議論に。障がいを持つ年配男性が思ったこととは…。
- 出典
- @hotzwishyou
2019年6月1日の午後6時ごろ、新大阪駅から博多駅までを結ぶ山陽新幹線でトラブルが発生。
地震計の誤作動によって上下線が停電になり、新幹線は一時運転を見合わせました。
乗車していた人たちは、突然新幹線が止まってしまい驚いたことでしょう。ホッツ(@hotzwishyou)さんも、その中の1人でした。
新幹線が止まってしまった時、アナウンスが聞こえず困っていた母親に…
2児の母親であり聴覚障害を持つホッツさんは、この日、子どもを連れて新幹線に乗っていました。
しかし、トラブルによって新幹線はトンネルの中で停車。車内ではアナウンスが流れるも、聴覚障害をもつホッツさんは聞き取ることができません。
その時、困っていたホッツさんにアクションをとったのは、隣の席に座っていた子持ちの女性でした。
ホッツさんがアナウンスを聞き取れないことを察した女性は、スマホにアナウンスの内容を入力してくれたのです。
※写真はイメージ
車内のエアコンが止まってしまったため、ホッツさんをあおいだり、ぐずり始めたホッツさんの息子さんに車のオモチャを手渡してくれたりした女性。
さらに女性は、ベビーカーを押すほかの乗客の手伝いもしていたといいます。
緊急時であるにもかかわらず、周囲の人を気遣った女性の姿に、ホッツさんは心打たれました。
ホッツさんは感謝の気持ちを込めて、この日のエピソードをTwitterに投稿。女性への思いをこのようにつづっています。
あなたの優しさにとても救われていながら、お礼をいえず大変申し訳なくて…。
同じ駅で降りていたので声をかけようとしたけど、人混みに紛れて見失ってしまいました。
本当にありがとうございます。アナウンスが聞こえないことをすぐに気付いてくださったことにも嬉しく思っています。
またどこかで会えたら、お礼を直接いいたい。あなたとのご縁に心から感謝です。
また、ホッツさんは「緊急時や災害時、放送が聞こえず困っている聴覚障がい者や、日本語が分からない外国人がいることを知ってほしい」と呼びかけました。
もしあなたがそういった人を見かけたら、今回の女性のようにスマホに文字を入力して画面を見せてみてはいかがでしょうか。
人は支え合って生きていくもの。いつも優しさを忘れず、多くの人が暮らしやすい社会を築いていきたいですね。