「患者の気持ち考えて」「なにがダメなのか」 厚労省ポスターに、賛否の声 By - grape編集部 公開:2019-11-28 更新:2019-11-28 厚生労働省 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 人生の最終段階でどのような医療やケアを望むか、事前に家族や医師と話し合っておく取り組み、『人生会議』を進めている厚生労働省(以下厚労省)。 厚労省は『人生会議』を啓発するポスターを制作し、各自治体への発送を予定していました。しかし、がん患者団体の抗議文などから批判を受けて2019年11月26日に発送中止を発表。 産経ニュースによると、発送中止となったポスターは吉本興業に委託して作成し、25日に公表したばかりだったといいます。 厚労省ポスター発送中止 小籔さんの“冗談”に抗議続出https://t.co/zKvXZcBG4W→ポスターでは、お笑い芸人の小籔千豊さんが病院のベッドに横たわり、「大事なこと何にも伝えてなかったわ」などと家族との事前の話し合いが不十分だったことを冗談を交えて嘆いている— 産経ニュース (@Sankei_news) 2019年11月26日 ポスターでは、お笑いタレントの小籔千豊さんが病院のベッドに横たわり「まてまてまて俺の人生これで終わり?」「大事なこと何にも伝えてなかったわ」など家族との事前の話し合いが不十分だったことをユーモアを交えて嘆く内容になっています。 ネット上では、ポスターに対して賛否両論の意見が寄せられました。 【否定的な声】 ・治療をしている患者やその家族のことを考えたのかな。配慮が足りない。 ・大事なことを書いてるとは思う。だからこそ「おふざけ」は絶対ダメ。 ・家族で話し合いは必要。ただ、この不快なポスターでは「大事なこと何にも伝えてない」。 【肯定的な声】 ・内容は決して悪くない。この表情がミスマッチなだけでは…。 ・何がダメなのかが分からない。生前の整理は絶対に必要なこと。 ・当たり障りのないポスターならみんな素通りするからね。バランスって難しい。 今回のポスターは、メッセージ性の強い内容だったからこそ、見る人によってさまざまな受け止め方があったのでしょう。 いくら大事なメッセージだったとしても、それを伝える段階で解釈の食い違いが生じてしまうのはもったいないことです。 「いろいろな立場の人の気持ちを配慮しながら伝える」という表現の難しさを、考えさせられますね。 [文・構成/grape編集部] 俳優・火野正平さんが逝去 腰痛の治療に励むも腰部骨折に火野正平さんが亡くなったことが分かりました。ご冥福をお祈りいたします。 元プロ野球選手 清原和博容疑者、逮捕される ファンは動揺…2016年2月2日、元プロ野球選手の清原和博容疑者が、覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されました 出典 産経ニュース Share Post LINE はてな コメント
人生の最終段階でどのような医療やケアを望むか、事前に家族や医師と話し合っておく取り組み、『人生会議』を進めている厚生労働省(以下厚労省)。
厚労省は『人生会議』を啓発するポスターを制作し、各自治体への発送を予定していました。しかし、がん患者団体の抗議文などから批判を受けて2019年11月26日に発送中止を発表。
産経ニュースによると、発送中止となったポスターは吉本興業に委託して作成し、25日に公表したばかりだったといいます。
ポスターでは、お笑いタレントの小籔千豊さんが病院のベッドに横たわり「まてまてまて俺の人生これで終わり?」「大事なこと何にも伝えてなかったわ」など家族との事前の話し合いが不十分だったことをユーモアを交えて嘆く内容になっています。
ネット上では、ポスターに対して賛否両論の意見が寄せられました。
【否定的な声】
・治療をしている患者やその家族のことを考えたのかな。配慮が足りない。
・大事なことを書いてるとは思う。だからこそ「おふざけ」は絶対ダメ。
・家族で話し合いは必要。ただ、この不快なポスターでは「大事なこと何にも伝えてない」。
【肯定的な声】
・内容は決して悪くない。この表情がミスマッチなだけでは…。
・何がダメなのかが分からない。生前の整理は絶対に必要なこと。
・当たり障りのないポスターならみんな素通りするからね。バランスって難しい。
今回のポスターは、メッセージ性の強い内容だったからこそ、見る人によってさまざまな受け止め方があったのでしょう。
いくら大事なメッセージだったとしても、それを伝える段階で解釈の食い違いが生じてしまうのはもったいないことです。
「いろいろな立場の人の気持ちを配慮しながら伝える」という表現の難しさを、考えさせられますね。
[文・構成/grape編集部]