厚生労働省がブラック企業を初公表 最長時間外労働『197時間』
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5月19日、厚生労働省は違法に月100時間を超える残業を従業員に課していたとして、千葉市にある棚卸し業務の代行会社「エイジス」に行政指導を行い、企業名を公表しました。
厚労省は長時間労働の対策として、行政指導の段階で企業名を公表する方針を2015年に決めており、実際に公表されたのは今回が初めてです。
ブラック企業の実情
こちらは、厚労省が発表したエイジスの実情。
出典:厚生労働省
エイジスが課した最長の時間外労働時間は「197時間」。
197時間はどのくらいかというと、すべての平日の残業時間が7時間ほどで、かつ土日のうち毎週どちらかを出勤しているような状態。
業務が忙しいとはいえ、これではライフワークバランスが保たれているとは言いがたいです。
エイジスの対応
エイジスはこのことを受け、代表取締役をトップとするプロジェクトチームを発足。長時間労働の削減に着手しているとのこと。
エイジスは上場企業であり、今回の企業名の公表によって評判悪化は避けられず、株価も下がっているようです。
まだ公表されている企業が一社だけというのが気になりますが、さらなる調査を進め、実態を明らかにし改善を促してもらいたいものです。