信号待ちの間、クラクションを鳴らす運転手 警察の対応策に笑った
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今、もっとも狙われやすいのは… 新しい犯罪傾向にゾッとする残念なことに、空き巣や強盗などの事件はなくならず、連日のようにニュースをにぎわせています。玄関前に監視カメラを設置するなど、防犯対策をしている人もいるでしょう。しかし、近年では犯行の手口や傾向に変化が起こっており、従来の対策だけでは不十分な可能性があります。

スリッパがない時どうする? 消防士のやり方に「勉強になった」「やってみます」2025年3月16日、兵庫県尼崎市にある尼崎市消防局(以下、消防局)は、Instagramアカウントで災害時に役立つ簡易スリッパの作り方を、紹介しました。
- 出典
- @MumbaiPolice/CNN
急いでいる時に渋滞や赤信号で長い時間待たされた場合、イライラすることもあるでしょう。
しかし車の運転手は信号を操作することはできません。ただひたすら青に変わるのを待つしかないのです。
ところが国が変われば人々の赤信号への対応も変わります。
インドのムンバイでは、運転手が鳴らすクラクションの騒音が問題になっているのだそう。
ムンバイといえば渋滞がひどいことで有名。なかなか前に進まない道路でイライラする人たちが赤信号にさえイラついて、むやみにクラクションを鳴らしているのです。
そこでムンバイ警察がある実験をすることにしました。
市内のいくつかの信号機に音の大きさを測るデシベル測定器を設置。
この測定器が85デシベル以上の騒音を記録すると、信号がリセットされて再び赤信号になるように設定したのです。
果たしてムンバイ市民の反応は…。
赤信号の残り時間を示す表示板を見ながら、「早く青に変われよ!」といわんばかりにクラクションを鳴らし始めるドライバーたち。
あと8秒で青に変わるというその時、再び『90秒』と表示されてしまいました!
この動画は300万回以上視聴され、「素晴らしいアイディア!」「これで騒音が減ってほしい」という声が多く寄せられています。
海外メディア『CNN』によると、この実験は2019年11月と12月にムンバイの主要な交差点で1日に15分間ほど実施されたのだそう。
ムンバイ警察は「いずれはすべての信号機にこのシステムを導入したい」と述べています。
渋滞や赤信号にイライラしてクラクションを鳴らしても、状況がすぐに改善されることはありません。
それどころかクラクションの騒音で余計にストレスを感じてしまうのではないでしょうか。
このシステムが本格的に導入されて、インドの人たちがみんな心穏やかに運転できるようになればいいですね。
[文・構成/grape編集部]