ピアノ教室の『おさらい会』を中止した講師ママ 決断の理由が潔い! By - エニママ 公開:2020-03-22 更新:2020-03-22 新型コロナウイルス感染症(COVID-19) Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 新型コロナウイルス感染症(コロナウイルス)の猛威により、日本でも政府から人が集まる活動などの自粛要請が続いています。 毎年3月上旬にピアノ教室の『おさらい会』を開いているピアノ講師のママも、2020年の開催については頭を悩ませていました。 ※写真はイメージ このピアノ教室の『おさらい会』は生徒がピアノを演奏するだけではありません。 講師が曲をアレンジする『ママアンサンブル』の演奏や、ギターとのコラボ演奏もあり、毎回プログラムの構成にも趣向を凝らしています。 そして、生徒でもある講師の娘さんにとっては、ほかの生徒さんとの連弾や演奏の手伝いなど、『おさらい会』の参加者との交流を楽しむ年に一度のイベントでもあるといいます。 「中止したらどうなるか」ではなく「大切なことは何か」を優先 しばらくは講師として「どのタイミングで決断すればいいのか」「会場のキャンセル料はどうなるのか」「子どもたちの発表の場をなくしてよいのか」など悶々とする日々だったといいます。 ところが、政府の自粛要請を前にして、講師ママは意外にもあっさりと『おさらい会』の開催中止を決めました。 理由は、これまで「新型コロナウイルスは主にお年寄りが感染する」と伝えられていた中で、北海道で初めて子どもの感染者が出たとの報道があったから。 講師として母として、ほんのわずかでも感染のリスクがあるなら、まず第一に子どもたちの安全と健康を優先したかったのです。 ※写真はイメージ 非常事態であることを再認識し、これまでの「中止したらどうなるか」という『たられば』の思考から、「一番大事なことは何か」という思考への転換は、まさに『潔い』の一言です。 とはいえ、生徒さん達にとって『おさらい会』は、自分の成長を披露する年に一回の晴れ舞台。ママやパパも、我が子の演奏を楽しみにしていたのではないでしょうか。 結局、今年は生徒さんを個別で自宅に招き、講師の娘さんと一緒にミニミニコンサートを開くことにしたそうです。 こういった状況であっても「せめて生徒さんに発表する機会を作ってあげたい」という講師の心遣いに、生徒さんも嬉しい気持ちになったことでしょう。 早くコロナウイルスの問題が落ち着いて、さまざまなイベントを楽しめるようになることを多くの人が願っています。 [文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部] ダルビッシュ有が日本に帰国 向かった先は…?2024年11月12日、メジャーリーグの『サンディエゴ・パドレス』に所属するダルビッシュ有選手が、自身のブログを更新。日本に一時帰国していたことを明かしました。 俳優・火野正平さんが逝去 腰痛の治療に励むも腰部骨折に火野正平さんが亡くなったことが分かりました。ご冥福をお祈りいたします。 Share Post LINE はてな コメント
新型コロナウイルス感染症(コロナウイルス)の猛威により、日本でも政府から人が集まる活動などの自粛要請が続いています。
毎年3月上旬にピアノ教室の『おさらい会』を開いているピアノ講師のママも、2020年の開催については頭を悩ませていました。
※写真はイメージ
このピアノ教室の『おさらい会』は生徒がピアノを演奏するだけではありません。
講師が曲をアレンジする『ママアンサンブル』の演奏や、ギターとのコラボ演奏もあり、毎回プログラムの構成にも趣向を凝らしています。
そして、生徒でもある講師の娘さんにとっては、ほかの生徒さんとの連弾や演奏の手伝いなど、『おさらい会』の参加者との交流を楽しむ年に一度のイベントでもあるといいます。
「中止したらどうなるか」ではなく「大切なことは何か」を優先
しばらくは講師として「どのタイミングで決断すればいいのか」「会場のキャンセル料はどうなるのか」「子どもたちの発表の場をなくしてよいのか」など悶々とする日々だったといいます。
ところが、政府の自粛要請を前にして、講師ママは意外にもあっさりと『おさらい会』の開催中止を決めました。
理由は、これまで「新型コロナウイルスは主にお年寄りが感染する」と伝えられていた中で、北海道で初めて子どもの感染者が出たとの報道があったから。
講師として母として、ほんのわずかでも感染のリスクがあるなら、まず第一に子どもたちの安全と健康を優先したかったのです。
※写真はイメージ
非常事態であることを再認識し、これまでの「中止したらどうなるか」という『たられば』の思考から、「一番大事なことは何か」という思考への転換は、まさに『潔い』の一言です。
とはいえ、生徒さん達にとって『おさらい会』は、自分の成長を披露する年に一回の晴れ舞台。ママやパパも、我が子の演奏を楽しみにしていたのではないでしょうか。
結局、今年は生徒さんを個別で自宅に招き、講師の娘さんと一緒にミニミニコンサートを開くことにしたそうです。
こういった状況であっても「せめて生徒さんに発表する機会を作ってあげたい」という講師の心遣いに、生徒さんも嬉しい気持ちになったことでしょう。
早くコロナウイルスの問題が落ち着いて、さまざまなイベントを楽しめるようになることを多くの人が願っています。
[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]