「最高」「センスがいい」 絶賛された博物館の感染防止ポスターとは By - grape編集部 公開:2020-06-04 更新:2020-06-04 北海道新型コロナウイルス感染症(COVID-19)貼り紙 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 北海道小樽市にある小樽市総合博物館。小樽市の歴史や、北海道の交通史などを展示しています。 新型コロナウイルス感染症の影響でしばらく臨時休館をしていましたが、2020年6月1日から再開しました。 絶賛の声が相次ぐ感染防止ポスター 再開するにあたって、マスクの着用や団体見学は断るなど感染防止対策もしっかりとっているといいます。 小樽市のTwitterでは、「来館者にお願いが多く心苦しいため、せめて貼り紙だらけの状態を笑ってもらいたい」としてポスターを掲示したことを公表。 ある有名小説を参考に作られ、「センスがいい」と反響が上がっているポスターがこちらです。 #小樽市総合博物館 は6月1日より再開しますが科学展示室やチャレンジラボなど休止が多く、マスク着用、団体見学のお断りなど、皆様へお願いも多く、誠に心苦しい状態です。せめてそんな貼り紙だらけの状態を笑っていただこうと「注文の多い博物館」のポスターを掲示しました https://t.co/oh1ZGxuFW6 pic.twitter.com/gdQsec0Ynf— 小樽市 (@OtaruCity) June 1, 2020 当館は注文の多い博物館ですからどうかそこはごしょうちください。 注文はずいぶん多いでしょうが一いちこらえてください。 「どうか手や指にアルコールえきをたくさんよくもみこんでください」 「マスクをしていますか。お持ちでない方は簡単マスクをつくれます」 「お客さまがた、ここではきちんとして、ほかのお客さまと2メートル(クマ1頭分)のきょりをとってください」 いろいろ注文が多くてうるさかったでしょう。お気の毒でした。もうこれだけです。 「とてもこみ合ったときは入館をおまちいただくことがあります」 いや、わざわざご苦労です。たいへん結構にできました。 さあさあおなかにおはいりください。 @OtaruCity ーより引用 宮沢賢治の『注文の多い料理店』を参考にして作られたこのポスター。 手に塗るのはクリームではなく、アルコール液です。 さらに、ソーシャルディスタンスとして取るべき2メートルの距離を、クマ1頭分という北海道らしい表現で感染防止をお願いしていました。 よく見るとポスターの下には、ヤマネコが食事している絵もあります。 ポスターを見た人たちからはさまざまなコメントが寄せられていました。 ・これはついつい読んでしまう。文字のフォントも最高。 ・とてもセンスがいいです。かわいらしいですね。 ・洒落てるポスターですね。ぜひ、塩もお願いします。 ・これを読んだら行きたくなってきた。 しだいに臨時休館していたところも再開の動きが広がりつつあります。 感染防止のために、たくさんの『注文』があるかもしれません。それでも自分や他人の命を守るために注文を守りながら楽しみたいですね。 [文・構成/grape編集部] 出典 @OtaruCity Share Post LINE はてな コメント
北海道小樽市にある小樽市総合博物館。小樽市の歴史や、北海道の交通史などを展示しています。
新型コロナウイルス感染症の影響でしばらく臨時休館をしていましたが、2020年6月1日から再開しました。
絶賛の声が相次ぐ感染防止ポスター
再開するにあたって、マスクの着用や団体見学は断るなど感染防止対策もしっかりとっているといいます。
小樽市のTwitterでは、「来館者にお願いが多く心苦しいため、せめて貼り紙だらけの状態を笑ってもらいたい」としてポスターを掲示したことを公表。
ある有名小説を参考に作られ、「センスがいい」と反響が上がっているポスターがこちらです。
宮沢賢治の『注文の多い料理店』を参考にして作られたこのポスター。
手に塗るのはクリームではなく、アルコール液です。
さらに、ソーシャルディスタンスとして取るべき2メートルの距離を、クマ1頭分という北海道らしい表現で感染防止をお願いしていました。
よく見るとポスターの下には、ヤマネコが食事している絵もあります。
ポスターを見た人たちからはさまざまなコメントが寄せられていました。
・これはついつい読んでしまう。文字のフォントも最高。
・とてもセンスがいいです。かわいらしいですね。
・洒落てるポスターですね。ぜひ、塩もお願いします。
・これを読んだら行きたくなってきた。
しだいに臨時休館していたところも再開の動きが広がりつつあります。
感染防止のために、たくさんの『注文』があるかもしれません。それでも自分や他人の命を守るために注文を守りながら楽しみたいですね。
[文・構成/grape編集部]