62年ぶりに記録を破られた加藤一二三 反応に「かっこよすぎる」「素敵!」
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「レジェンドですね」「本当にすごい」 加藤一二三がギネス世界記録を受賞デビュー70年を迎えた加藤一二三さんがギネス世界記録を受賞!その認定内容は?

羽生善治が表彰式で『1人2役』 コントのような事態に「さすが」「セルフ授与は笑う」2023年に創設された、満50歳以上の現役棋士が『達人』の称号をかけて戦う『第1回達人戦立川立飛杯』の決勝が、同年11月25日に東京都内で行われました。先手の羽生善治九段が丸山忠久九段に139手で勝利し、初代達人になったことで、1人2役のセルフ授与式が発生してしまいます。
- 出典
- @hifumikato
2020年8月19日、18歳という若さで活躍している将棋の藤井聡太棋聖が、『王位戦』の第61期王位戦七番勝負第4局に挑みました。
対局2日目である同月20日、藤井棋聖は木村一基王位を破り、七番勝負を4連勝。
今回の勝利で28年ぶりに最年少で棋聖と王位の2冠を記録し、また八段の最年少も62年ぶりに記録更新という快挙です。
藤井棋聖の活躍に、ネットからは「藤井くん、すごすぎる…」「将来がさらに楽しみ」といった声が上がっています。
62年ぶりに『最年少記録』を破られた、加藤一二三のコメントが話題に
これまで、八段昇格の最年少記録保持者は『ひふみん』こと加藤一二三(かとう・ひふみ)さんでした。
1958年に18歳3か月で八段になり、昇段の最年少だった加藤さん。62年ぶりに、18歳1か月の藤井棋聖がその記録を破ったのです。
将棋は戦いの世界。また、将棋に限らずきっと誰もが自分の記録を塗り替えられたら、悔しさを感じることでしょう。
しかし、加藤さんは今回の記録更新に対し、このように思いを明かしました。
記録が塗り替えられたことを受け、加藤さんの元には多くの『ひふみんファン』から「藤井棋聖の記録更新は嬉しいけど、ちょっぴりさびしい」といった声も寄せられていたようです。
そんな中、加藤さんは「記録は破られるために存在する」ととらえ、記録が破られたことを悲しむのではなく、むしろ藤井棋聖が今後の将棋界の希望として活躍することが嬉しいといいます。
将棋界の厳しさは、長年、現役として活躍してきた加藤さんも知っているはず。だからこそ、藤井棋聖を応援すると同時に尊敬しているのでしょう。
投稿に対し、「ひふみん、かっこよすぎる」「62年間も記録保持したことがすごい!」「規定が今とは異なっていたから、ひふみんもすごいですよ」といった声が寄せられました。
加藤さんがいうように、記録は破られるために存在するもの。いつか、藤井棋聖の記録を更新する若き棋士が現れるかもしれませんね!
[文・構成/grape編集部]