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ビジネスチャット10選を徹底比較! 使いやすくて安いツールは?

By - grape編集部  公開:  更新:

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社内外のコミュニケーションにメールやチャットを利用しているものの、不便な点を感じている人は多いのではないでしょうか。

ビジネスチャットツールには複数の種類があり、機能や使いやすさなどが異なるため、自身のニーズに合うツールを選ぶことが大切です。

当記事では、ビジネスチャットツールの選び方や、国内で利用されている主要なビジネスチャットツール10選を紹介します。

ビジネスチャットツールの種類による特徴の違いを把握し、業務効率化に役立つツールを選びましょう。

ビジネスチャットツールの選び方

※写真はイメージ

ビジネスチャットツールを選ぶ時は、何を基準にして選ぶのかを決めておきましょう。使いやすさだけでなく、ほかのツールとの連携やコスト面、セキュリティ強度などもチェックすることが重要です。

ここでは、ビジネスチャットツールの選び方について4つのポイントを解説します。

【シェア】取引先も使用しているか

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さまざまな取引先とスムースにやりとりを行いたい場合、シェアの多さを基準にビジネスチャットツールを選ぶことがポイントです。シェアの多いツールは取引先にも導入されている可能性があります。

導入しているビジネスチャットツールが取引先と異なる場合、連絡を取るのに新たなツールをインストールする必要があるため、不便さを感じるでしょう。

複数のビジネスチャットツールを使用すると、やりとりに余計な手間がかかります。また、メッセージの見落としなどのトラブルが起きることも。加えて、ツールが有料の場合は維持するためのコストも高くなってしまいます。

ビジネスチャットツールのシェアは、各ツールの公式サイトで公開されている導入企業数をもとに比較することが可能です。複数の取引先とスムースに連絡を取りたい場合は、導入企業数の多いビジネスチャットツールを選びましょう。

【機能性】外部連携などが可能か

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多くのビジネスチャットツールには、チャットを送受信する以外にもさまざまな機能が付いています。ファイルをアップロードできるストレージ機能や、オンライン通話機能などが付いていることが一般的です。

また、ビジネスチャットツールの種類によっては、勤怠管理システムやタスク管理システムなどの外部サービスと連携できます。

外部連携できるビジネスチャットツールでは、ほかのツールから取得したデータを確認したり、チャットメッセージでほかのツールを操作したりすることが可能です。

すでに社内で利用中のサービスがある場合、外部連携機能が充実しているビジネスチャットツールを導入すると生産性を高められます。

【コスト】利用可能者数は問題ないか

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導入にかかるコストや利用可能者数も、ビジネスチャットツールを選ぶ際に重要なポイントです。多くのビジネスチャットツールは、利用アカウント数に応じてコストがかかります。

高機能なビジネスチャットツールは、1アカウントあたりの料金が高く設定されている傾向です。一方、シンプルな機能のビジネスチャットツールでは、一定の人数まで同じ料金で利用できることもあります。

自社で導入する際に必要なアカウント数を割り出し、コストがいくらかかるのかを確認した上で導入するツールを選びましょう。

また、100人以上などの大人数で利用する場合、システムにかかる負荷が大きくなります。人数の多い組織でビジネスチャットツールを導入する場合は、利用人数の上限やグループ管理のしやすさも重要なポイントです。

【安全性】セキュリティは万全か

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ビジネスチャットツールを導入する際は、不正アクセスや情報漏洩を避けるため、セキュリティも重視する必要があります。

特に、スマートフォンやノートパソコンなどにインストールして外部で利用する場合は、端末を紛失するリスクもあるため安全性の高さが重要です。

社内に情報システムに関するセキュリティの規定がある場合は、ビジネスチャットツールの使用が要件を満たしているかを確認しましょう。

アクセスできるIPアドレスを制限できるツールや、利用時に端末の認証が必要なツールは安全性が高い傾向です。

また、二段階認証や通信の暗号化などを実装していることも、セキュリティ面のチェックポイントとして挙げられます。

アカウントを作成する際、機能の利用権限を細かく設定できるビジネスチャットツールは、人数が多い場合にも安全に使用することが可能です。

徹底比較!ビジネスチャットツール10選

※写真はイメージ

ビジネスチャットツールは種類が多く、すべてのツールを実際に試すことは現実的ではありません。そのため、シェアの多い代表的なツールと、自社のニーズに合うツールを1つずつ選んで比較検討することがおすすめです。

ここでは、比較検討する候補として主要なビジネスチャットツールを10個紹介します。

Slack

Slack スクリーンショット

Slackは、日本だけでなく海外でも利用されているビジネスチャットツールです。日本国内のアクティブユーザー数は50万人以上、有料ユーザー数は15万人以上となっています。

チャンネルと呼ばれる機能を使えば、複数のチャット画面を立ち上げられることがSlackの特徴です。

また、顧客管理システムやタスク管理システムなど、たくさんの外部サービスと連携できる点もSlackの強みとして挙げられます。

メリット

・外部ツールとの連携でさまざまな業務を一元管理できる

・利用人数に合わせて最適なプランが選べる

・音声通話やWeb会議もできる

デメリット

・高機能なため料金が割高になる

・使い方が分かりにくい場合がある

・運用ルールを決めないとチャンネルが乱立しやすい

Slackと連携できる外部サービスをすでに利用している場合、業務効率を高めることができるでしょう。プランはフリープラン、プロプラン、ビジネスプラスなど必要な機能に応じて選べます。

Chatwork

Chatwork スクリーンショット

Chatworkは日本発の企業によって開発・運営されているビジネスチャットツールです。日本国内における導入企業数は33万2,000社以上となっています。

シンプルで見やすい画面のため、メッセージのやりとりやファイル共有、タスク管理を直感的にできる点がChatworkの特徴です。

Chatworkのタスク管理機能では担当者や期日、進捗状況を細かく設定できるため、規模の大きなプロジェクトも効率よく進められます。

メリット

・ITに苦手意識がある人でも使いやすい

・通知が分かりやすくメッセージの見落としが少ない

・電話代行や助成金診断などのサービスも利用できる

デメリット

・無料プランは登録できるグループ数に制限がある

・話題ごとにスレッドを分ける機能がない

・タスクのリマインダー機能がない

少人数や低コストで手軽に利用できるチャットツールを探している人には、Chatworkがおすすめです。プランはフリープラン、ビジネスプラン、エンタープライズプランのいずれかが選べます。

Microsoft Teams

Microsoft Teams スクリーンショット

Microsoft Teamsは、Microsoft社のOffice365に含まれるビジネスチャットツールです。

チャットの送受信だけでなく、参加人数の多いWebミーティングの開催や、オンライン上での共同作業もできる点がMicrosoft Teamsの特徴です。

Webミーティングやウェビナーは最大1千人、ブロードキャストは最大1万人で開催できます。

メリット

・人数が多くてもスムースに利用できる

・WordやExcelなどほかのMicrosoft製品と連携できる

・多言語に対応しているため国際企業でも活用できる

デメリット

・外部メンバーを招待できない

・連携できる他社サービスが少ない

・無料プランではサポートが受けられない

Microsoft Office365をすでに導入している企業の場合、Microsoft Teamsが便利です。Microsoft Teams単体は無料で利用でき、有料のプランも存在します。

LINE WORKS

LINE WORKS スクリーンショット

LINE WORKSは30万社以上に導入されているビジネスチャットツールです。チャットアプリとして有名なLINEのビジネス版で、スケジュール管理やメンバー管理などの機能が強化されています。

チャット画面の使い方が通常のLINEと似ているため、簡単に導入できる点がLINE WORKSの特徴です。セキュリティ性が高く、医療機関や金融機関などでも導入されています。

メリット

・スマートフォンだけでなくパソコンでも利用できる

・クラウド機能でファイルを共有できる

・勤怠管理ボットやFAQボットなどの外部サービスと連携できる

デメリット

・メッセージの既読機能をオフにできない

・社風によってはスタンプ機能が合わない場合がある

・無料版は広告が表示される

小売業やサービス業、物流業などスマートフォンを主に利用する企業にはLINE WORKSが向いています。プランはフリープラン、ライトプラン、ベーシックプラン、プレミアムプランから選べます。

Google Chat

Google Chat スクリーンショット

Google ChatはGoogle Workspaceに含まれるビジネスチャットツールです。従来のGoogleのチャットツールとして提供されていたハングアウトの後継にあたり、ユーザーアカウントを簡単に移行できます。

Google Chatは単体でメッセージのやりとりができるだけでなく、Gmailの操作画面上でも利用することが可能です。また、Googleドキュメントやスプレッドシートと連携すると、共同作業を効率よく進められます。

メリット

・検索機能が充実しておりファイルや過去のメッセージを見つけやすい

・28の言語に対応しているため国際企業でも活用できる

・SalesforceやJiraなどの外部サービスとの連携が可能

デメリット

・既読や未読の表示が分かりにくい

・機能が多く使い方を理解しにくい

・ビジネス向けは有料プランのみ

社内でGoogle Workspaceのサービスを利用している場合は、Google Chatを導入すると便利です。プランは、1ユーザーあたりで月額料金が発生するBusiness Standardプランや、規模に応じて料金が決まるEnterpriseプランなどが用意されています。

Workplace

Workplace スクリーンショット

WorkplaceはMeta(旧・Facebook)によって開発・運営されているビジネスチャットツールです。社内SNSのようなサービスで、グループの作成やライブ動画配信など多数の機能が含まれています。

ニュースフィードの画面に表示される情報がAIによってカスタマイズされ、自身に関係のある資料を閲覧できる点がWorkplaceの特徴です。また、Office365やDropboxといった外部サービスとの連携もできます。

メリット

・チャットだけでなく社内の情報共有に使える

・導入コストが比較的安い

・自動翻訳やアンケート機能など独自の機能が付いている

デメリット

・情報量が多くシンプルな連絡には不向き

・使い方を理解するまでに時間がかかる場合がある

・表示内容が自動でカスタマイズされるため細かな情報を見落とす可能性がある

社員間の情報共有を促進し、コミュニケーションを活性化したい場合はWorkplaceがおすすめです。基本機能がひと通りそろっている有料のCoreプランもあります。

TAGS

TAGS スクリーンショット

TAGSは、東京に本社を置く情報システム開発企業の鈴与シンワート株式会社が提供するビジネスチャットツールです。企業向けに特化したさまざまな機能が特徴となっています。

メッセージのやりとりはチャット機能のみに集約されているため、スピーディーに意思疎通できる点がTAGSの強みです。また、必要に応じて既存システムと連携できるオリジナルBOTも構築できます。

メリット

・クライアント端末のキャッシュまで暗号化する3段階暗号化で万全のセキュリティ

・CSVによる一括設定で効率的なユーザー管理が可能

・スマートフォン、タブレット、Windowsアプリなど多くのデバイスで利用できる

デメリット

・30ユーザー以上の利用に限定される

・他社とのやりとりには向いていない

・有料プランのみ

社内コミュニケーションの機密性を重視をしたい場合は、TAGSがおすすめです。TAGSの利用には1ユーザーあたりで月額料金が発生します。

OfficeMessenger

OfficeMessenger スクリーンショット

OfficeMessengerは、情報セキュリティ企業の株式会社JIRAN JAPANが開発・提供するビジネスチャットツールです。企業向けに特化したシンプルで使いやすい機能が備わっています。

手軽にコミュニケーションができるチャットと、まとまった量の文章を送信できるメッセージがOfficeMessengerの主な機能です。同僚と連絡を取る際はチャット、上司への報告にはメッセージなど、利用シーンに応じて機能を使い分けられます。

メリット

・充実した機能を低コストで利用できる

・暗号化やファイルダウンロード制限などセキュリティ面も万全

・複数人が参加するオンライン通話も可能

デメリット

・機能が多いため操作方法を覚える必要がある

・外部サービスとの連携機能がない

・他社とのやりとりには向いていない

社内利用に特化したコストパフォーマンスの高いビジネスチャットツールを探している場合、OfficeMessengerがおすすめです。50名までは一律の料金で利用でき、以降は1ユーザーごとに追加の料金が発生します。

elgana

elgana スクリーンショット

elganaは、NTTビジネスソリューションズ株式会社が提供するビジネスチャットツールです。NTTのグループ企業のほか、地方自治体などのテレワーク推進にも利用されています。

連絡先の情報管理やチャットのやりとりなどを分かりやすい画面で操作できることが、elganaの特徴です。また、有料プランではヘルプデスクによる有人サポートも利用できます。

メリット

・フリープランでは初期費用や月額費用が一切かからない

・フリープランでも広告が表示されず快適に使える

・不正アクセスや情報漏洩を防ぐ機能が充実している

デメリット

・グループトークの上限数が20個までに制限されている

・外部サービスとの連携機能がない

・他社とのやりとりには向いていない

無料で使える社内向けビジネスチャットツールを探している場合は、elganaがおすすめです。グループトークの制限がなく、きめ細かなサポートが受けられるベースプランは1ユーザーあたり月額料金が発生します。

Typetalk

Typetalk スクリーンショット

Typetalkは、福岡に本社を置く株式会社ヌーラボが提供するビジネスチャットツールです。チームで行う仕事を円滑化するサービスの1つとして開発されています。

チャット機能やファイル共有機能など、ビジネスチャットツールに必要な基本機能を低コストで使える点がTypetalkの特徴です。また、チーム間の連絡漏れを防ぐためのさまざまな工夫が施されています。

メリット

・シンプルな操作画面で直感的に利用できる

・トピックごとにメッセージを管理できる

・APIが用意されているため外部連携などの機能をカスタマイズできる

デメリット

・ビデオ通話などの機能は付いていない

・フリープランはファイル容量や検索機能に制限がある

・他社とのやりとりには向いていない

複数のプロジェクトを同時進行することが多い企業では、操作性が高く情報を整理しやすいTypetalkがおすすめです。10人まで無料で利用できるフリープランや、5ユーザーあたりで料金が発生するスタンダードプランが用意されています。

まとめ

※写真はイメージ

ビジネスチャットは社内だけでなく社外の人との連絡にも使うため、シェアの多いツールを選ぶことがポイントです。また、外部連携などの機能性や利用にかかるコスト、セキュリティ性の高さなども考慮して選ぶ必要があります。

シェアの多い代表的なツールともう1つを選んで比較検討すると、各ツールの特徴を詳しく把握することが可能です。より使いやすいビジネスチャットツールを探している人は、この記事で紹介した10個の情報を参考に、ぜひ自社に合ったツールを選んでくださいね。


[文・構成/grape編集部]

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