38歳で亡くなった声優・松来未祐の遺族が病名を公表 病気の認知と早期発見を願って… By - grape編集部 公開:2015-12-16 更新:2019-02-01 声優病気 Share Post LINE はてな コメント 出典:(C)ORICON NewS inc. 2015年10月27日、声優の松来未祐(まつき みゆ)さんが亡くなりました。38歳という短い人生の中で多くの作品に携わり、その人柄と声で同業者やファンの方々に好かれる素敵な女性でした。 度々体調不良を繰り返し、2015年7月に緊急入院をしていた松来さん。しかし病名は公表されておらず、ファンの間では「肺ガンなのではないか」と噂されていました。 そんななか、12月15日にご本人のブログ「松来未祐日記」にて、病名が「慢性活動性EBウイルス感染症」だったことを所属事務所が公表しました。 ご遺族の「同じ病気の一人でも多くの人が、早期発見により助かって欲しいので、 病名を公表したい」とのご意向により、この度病名を公表することといたしました。 7月14日の投稿にあるように、体調不良が続き検査を重ねていましたが、 原因がわからないまま、6月30日に急性肺炎で緊急入院をすることとなりました。 精密検査の結果、「慢性活動性EBウイルス感染症」という 非常に症例が少なく、難病指定もされていない難しい病気であることが判明し、 そこから松来未祐の闘病生活が始まりました。 9月4日には奇跡的に一時退院が認められましたが、9月18日再入院。 10月27日午後10時18分永眠いたしました。 最終的な死因は「悪性リンパ腫」でした。 松来未祐を応援してくださった皆様へ : 松来未祐日記 ーより引用 「慢性活動性EBウイルス感染症」とは、現在有効な治療が確立していない難病。抗がん剤治療や抗ウイルス療法などが試みられますが、効果は一時的で完治には至りません。 39度を超える高熱が長い間続いたり、最悪の場合、多臓器不全や悪性リンパ腫を発症させ、高い致死率を誇る恐ろしい病気です。 認知度が低い病名のせいか、発見が遅れることが多く、気づいた時には重症になってしまうことも。そういった人が少しでも減ってほしいという気持ちから、今回病名の公表がされたのです。 病気に対し「初めて知った」「聞いたことがない」との声多数 松来さん難しい病気だったんだなぁ。慢性活動性EBウイルス感染症聞いたこともない。しかもwikiを見る限り誰でも起こりうる病気みたい。— KKK (@1988445kiku) 2015, 12月 15 慢性活動性EBウイルス感染症、って病気…難病中の難病になっていたんですね。 誰も(ご本人も)まさかそんな病気だとは思わなかったでしょう。 公表して下さったご両親に感謝します。 そして、この病名を忘れない。— たかみぃ@はわわの罠 張本人 (@takammy_hawawa) 2015, 12月 15 慢性活動性EBウイルス感染症、調べてみたら欧米が少なくてアジアが多いらしいから、日本で研究を進めないとずっと難病のままになってしまうと思うといろいろ考えてしまう。— onitch*fam (@alia_eitel) 2015, 12月 15 トレンドの慢性活動性EBウイルス感染症、つらい。 pic.twitter.com/8W0yl1g6mA— KGD副会長 (@honda1031) 2015, 12月 15 公表後、Twitterでは「慢性活動性EBウイルス感染症」が現在注目されているワードとなっていました。松来さんとご遺族の方の気持ちが、多くの方へ届いたのではないでしょうか。 そして今後、一刻も早く有効な治療法が発見され、この病気を患った方が助かることを願うばかりです。 出典 @takammy_hawawa/@alia_eitel/@honda1031/@1988445kiku/松来未祐を応援してくださった皆様へ : 松来未祐日記 Share Post LINE はてな コメント
2015年10月27日、声優の松来未祐(まつき みゆ)さんが亡くなりました。38歳という短い人生の中で多くの作品に携わり、その人柄と声で同業者やファンの方々に好かれる素敵な女性でした。
度々体調不良を繰り返し、2015年7月に緊急入院をしていた松来さん。しかし病名は公表されておらず、ファンの間では「肺ガンなのではないか」と噂されていました。
そんななか、12月15日にご本人のブログ「松来未祐日記」にて、病名が「慢性活動性EBウイルス感染症」だったことを所属事務所が公表しました。
「慢性活動性EBウイルス感染症」とは、現在有効な治療が確立していない難病。抗がん剤治療や抗ウイルス療法などが試みられますが、効果は一時的で完治には至りません。
39度を超える高熱が長い間続いたり、最悪の場合、多臓器不全や悪性リンパ腫を発症させ、高い致死率を誇る恐ろしい病気です。
認知度が低い病名のせいか、発見が遅れることが多く、気づいた時には重症になってしまうことも。そういった人が少しでも減ってほしいという気持ちから、今回病名の公表がされたのです。
病気に対し「初めて知った」「聞いたことがない」との声多数
公表後、Twitterでは「慢性活動性EBウイルス感染症」が現在注目されているワードとなっていました。松来さんとご遺族の方の気持ちが、多くの方へ届いたのではないでしょうか。
そして今後、一刻も早く有効な治療法が発見され、この病気を患った方が助かることを願うばかりです。