38歳で亡くなった声優・松来未祐の遺族が病名を公表 病気の認知と早期発見を願って…
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2015年10月27日、声優の松来未祐(まつき みゆ)さんが亡くなりました。38歳という短い人生の中で多くの作品に携わり、その人柄と声で同業者やファンの方々に好かれる素敵な女性でした。
度々体調不良を繰り返し、2015年7月に緊急入院をしていた松来さん。しかし病名は公表されておらず、ファンの間では「肺ガンなのではないか」と噂されていました。
そんななか、12月15日にご本人のブログ「松来未祐日記」にて、病名が「慢性活動性EBウイルス感染症」だったことを所属事務所が公表しました。
「慢性活動性EBウイルス感染症」とは、現在有効な治療が確立していない難病。抗がん剤治療や抗ウイルス療法などが試みられますが、効果は一時的で完治には至りません。
39度を超える高熱が長い間続いたり、最悪の場合、多臓器不全や悪性リンパ腫を発症させ、高い致死率を誇る恐ろしい病気です。
認知度が低い病名のせいか、発見が遅れることが多く、気づいた時には重症になってしまうことも。そういった人が少しでも減ってほしいという気持ちから、今回病名の公表がされたのです。
病気に対し「初めて知った」「聞いたことがない」との声多数
公表後、Twitterでは「慢性活動性EBウイルス感染症」が現在注目されているワードとなっていました。松来さんとご遺族の方の気持ちが、多くの方へ届いたのではないでしょうか。
そして今後、一刻も早く有効な治療法が発見され、この病気を患った方が助かることを願うばかりです。