成人式で振袖に『墨』をかける事件が勃発 開明墨汁の声明に「泣ける」「ありがとう」
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※写真はイメージ
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- 出典
- @kaimei1898
一生に一度の晴れの場であり、大人の仲間入りを祝う行事である、成人式。
この日は、新成人が華やかな振袖や新品のスーツなどの、おめでたい行事にふさわしい晴れ着で身を包みます。
しかし、2023年1月8日に福岡県北九州市で行われた『二十歳の記念式典』で、悲しい事件が発生してしまいました。
開明墨汁、成人式の『振袖に墨汁事件』にコメント
この日、同市にある多目的ドームの『北九州メディアドーム』で開催された、新成人を祝う『二十歳の記念式典』。
2022年4月から成年年齢が18歳に引き下げられたことにより、同市は式典の名称を変更し、例年通りに20歳を対象として式典を開催しました。
各々立派な晴れ着を着て、会場に集まった新成人たち。しかし、この式典で思いもよらぬ悲しい事件が発生してしまいます。
なんと出席した新成人が、墨汁のような液体を着ていた振袖にかけられていたのです。
※写真はイメージ
Twitterでは、被害に遭った新成人の親族がアカウントを通して犯人の情報を求める姿も。
周囲に墨汁が付着するような状況は見当たらず、残念なことに、同様の被害者が複数人いることも明らかにしています。
着物に墨汁が付いた時の『落とし方』
同月10日、墨汁『開明墨汁』などの書道用品を販売している開明株式会社は、Twitterアカウントを更新。
今回の事件によって、「着物に墨汁がかかった場合、どのように落とせばいいのか」といった問い合わせが多数寄せられたとのだとか。
私たちが日常生活で着る衣類よりも、振袖はデリケートな造りをしています。問い合わせをした人の中には、被害者もいるのかもしれません。
開明墨汁のTwitterアカウントは、そういった問い合わせに応えるとともに、多くの人にメッセージを送りました。
およそ125年もの間、開明墨汁を販売してきた、開明株式会社。
今回の事件で使用されたのがどんな墨汁かはまだ分かりませんが、このように悪用されるのは製造側としても悲しい気持ちになるのでしょう。
着物に付着した墨汁の落とし方を説明し、「墨汁を嫌いにならないで。墨汁は正しい使い方で使ってください」と呼びかけました。
投稿に対し、ネットでは「使用された道具そのものは悪くない!」「役立つ情報をありがとう」といった声が上がっています。
成人式で新成人が着る振袖は、高いお金を払って購入およびレンタルをしたり、家族から受け継いだりしたもののはず。
犯人が見つかり、被害者の振袖から汚れが落ちることを祈るばかりです。
[文・構成/grape編集部]