花粉の時期でも外干しできる? 洗濯のプロが教えるコツに「意外!」「やってみよう」
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気温が暖かくなる頃、春の訪れとともに花粉の季節がやってきます。外出する際はマスクやメガネなどで、対策している人も多いのではないでしょうか。
しかし、身にまとう衣服にも花粉は付着してしまうもの…。
そこで本記事では、洗濯専門家の平島利恵さんに、洗濯時にできる花粉対策についてうかがってみました!
花粉シーズンに気を付けるポイントは?
―――花粉が増える季節、洗濯時に気を付けるべきポイントは?
花粉が多い3~4月は、洗濯物を外に干さないことが一番の花粉予防になります。
屋内で洗濯物を乾かすのにはいくつかの方法があります。
平島さんから教えてもらった屋内で乾かすポイントは、以下の3つです。
浴室乾燥を使う
温風を浴室内に循環させて短時間で乾かすため、生乾き臭も防げるおすすめの乾燥方法。
洗濯物はハンガーなどに干して乾かすので、シワにならないのも浴室乾燥のメリットです。
※写真はイメージ
乾燥機を使う
乾燥機能付き洗濯機など、高温で乾かせる乾燥機を使うと時短洗濯が叶います。
だたし乾燥機の使用ができない素材があるので要注意。乾燥が終わった後に、そのまま長時間放置すると、衣類にシワがついてしまう場合があるので気を付けてくださいね。
※写真はイメージ
部屋干しをする
通常、部屋干しをする際は部屋の空気の入れ替えが必要となりますが、花粉対策としては窓を開けての換気は避けたいですよね。
その代わり、「除湿機がある場合は積極的に使いましょう」と平島さんはいいます。
除湿機がない場合は、エアコンとサーキュレータを併用して、部屋の空気を循環させる工夫をするのがおすすめです。
※写真はイメージ
屋内で洗濯物を乾かすポイントを3つ紹介しました。とはいえ、屋外で干せるかどうかも気になったので聞いてみたところ、平島さんは次のようにアドバイスします。
浴室乾燥や部屋干しが難しいという場合は、洗濯の時間を変えて外干しすることで花粉対策ができますよ!
花粉は気温が上昇するのに合わせて舞い上がりやすくなるため、11~19時頃がもっとも飛散量が多いといわれています。
そのため、夜20時以降に洗濯をして、翌朝取り込むことで洗濯物に付着する花粉量の減少に期待ができます。
取り込む際にブラッシングや洗濯物を優しく振って花粉を落としてから家に入れるといいでしょう。
―――夜干しするだけでも効果があるとは!使用する洗剤を選ぶポイントはある?
花粉の飛散が多い3月と4月は、まだまだ乾燥する季節。そのため衣類に静電気が起こりやすく、花粉が付着しやすいという悪条件が重なっています。
そこでおすすめなのが柔軟剤の使用です。柔軟剤は衣類の繊維の表面をコーティングするため、繊維の摩擦による帯電を抑え、静電気を防止する効果があります。
中でも、『静電気の防止効果』をうたっている柔軟剤は特に効果が期待できるので、普段あまり柔軟剤を使用しない人も花粉対策として取り入れてみてください。
※写真はイメージ
ほかにも「綿、シルク、麻など静電気の起きにくい素材を選ぶことも効果的」と語る平島さん。
それだけではなく、外出後に玄関の外で衣類用ブラシを使って、付着している花粉を除去することも重要だと教えてくれました。
平島さんが教えてくれたテクニックは、すぐに実践できるものばかり。ちょっとした工夫を積み重ねていけば、苦しい花粉の季節を乗り越えられるかもしれませんね!
Instagram:riehirashima
YouTube:@LaundryCHANNEL
[文/キジカク・構成/grape編集部]