自称『イクメン』の父親 子育てを偉そうに語っていたけど、実態は…
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不審な訪問者に狙われた1人暮らしの女性 ある一言で撃退!夜中の11時に、水道業者を名乗る人物から電話がかかってきた投稿者さん。押し問答の末、撃退した一言とは…?

若手の名前を聞いた工事作業員 『一言』に「電車で吹き出した」「あるある」大阪府内の、ある工務店の日常を漫画で描いている、『工務店の日報』のInstagramアカウント(komuten_no_nippo)は、昨今増えているという『ある事例』について紹介。同店では、若い作業員が増加するとともに、今まではあまり考えられなかったことが起こるようになったといいます。
「女性は家事、男性は仕事」という昔ながらの考えが、父親の子育て参加を阻む原因の1つとなっていた日本。
2010年頃から広まった、子育てに積極的な父親を『イクメン』と呼んで応援するブームは、社会をいくらか改善することにつながったといわれています。
男性の長時間労働や、困難だった育児休暇の取得が見直され、子育てをしやすい環境へと一歩前進したのです。
しかし、そんな『イクメン』ブームが残したのは、子育てにプラスなことばかりではありませんでした。
『本物と偽物の違い』
漫画家やイラストレーターとして活躍する、うめじろう(umeda_umejiro)さんは、『イクメンあるある』といえる創作漫画を描きました。
自称『イクメン』の男性は、偉そうな態度で子育ての持論を語っていたのですが…。
家事や育児を難なくこなしているのかと思いきや、おむつ替えは妻に丸投げ!
そう、この漫画の男性は、子育ての楽しいところにのみ関わり、自分がやりたくない部分は放棄しているのです。
ほかの父親よりも優位に立ち、周囲にちやほやされるためだけに『イクメン』を自称しているのでしょう。
内実のともなっていない『イクメン』は実社会でも多数現れ、人々の反感を買いました。
もはや『イクメン』という言葉自体に嫌悪感を抱く人も少なくはなく、漫画にはこのような感想が寄せられています。
・本物の『イクメン』はおむつ替えまでするんだよ!
・母親側には『イクジョ』みたいな言葉はないのに…。
・自称『イクメン』は信用できない。そもそも子育てをする男性って、つまり父親ですよね?
もちろん『イクメン』を自称しながら、子育てを真面目に行っている父親も一部います。
きっと、自分と同じような父親が増えることを願い、子育てに参加する男性の背中を押すために、あえて分かりやすい『イクメン』を掲げているのでしょう。
そんな人々の努力にタダ乗りし、甘い汁のみ吸う行いは批判を免れません。
称賛されることを望むのではなく、我が子と向き合う時間を喜べる親が増えることが望まれています。
[文・構成/grape編集部]