窓を開ける間に『エアコンつけっぱ』は得?損? 結果に「マジか!」「知らなかった」
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- 出典
- ダイキン工業
現代の日本の夏は、『灼熱地獄』という言葉がぴったりなほどの猛暑です。
外出時に日傘や水筒を持ち歩いて熱中症対策を心掛けるほか、自宅にいる際は、常にエアコンを使って室温を調整している人がほとんどでしょう。
エアコンを稼働させていると、どうしても電気代がかさみます。そのため、本格的に夏が訪れるたびに、電気代の明細を見て頭を抱えてしまいますよね。
窓を開けている最中の『エアコンつけっぱなし』は得?損?
近年ネット上で広まっている、「少しでも電気代を抑えるには、エアコンはつけっぱなしのほうがいい」という言説。
空調事業や化学事業を展開している、ダイキン工業株式会社(以下、ダイキン)は検証を行った上で、「24時間つけっぱなしは必ずしも得ではないが、気温や低い時間帯や、外出時間が短い場合はつけっぱなしのほうがいい」というデータを発表しています。
同社は、ネットで飛び交う『つけっぱなしは得か否か』の論争について、さらなる検証を実施。
「換気をする場合、エアコンをつけっぱなしにしたほうが消費電力は少なく済むか?」という実験も行いました。
真夏の日中に、換気をしながら『エアコンつけっぱなし』をすると…
ダイキンが行った実験は、気温が高い真夏の7~19時に、30分に一度、窓を5分間開けることで換気を行い、こまめに電源を入り切りした場合と消費電力を比較する…というもの。
換気に限らず、洗濯物を干したり、取り込んだりする際などに、窓を開けることがあるでしょう。その際、たったの数分でもエアコンの涼しい風が外に出てしまうことが気になってしまいませんか。
当然、窓を開けている間にエアコンを稼働させていると、熱気が外から入ってくることで稼働量が増え、電気代はかさんでしまいます。
しかしダイキンによると、5分間ほど窓を開けて換気をする場合なら、エアコンをつけっぱなしにしたほうが消費電力量が少なくなり、電気代が1日で約45.7円下がったのだとか!
窓を開けている際、エアコンの電源を入れっぱなしにしておくべきか、少しでも稼働を止めるべきか…そんな悩みを解決する、ダイキンの実験結果。
同社は「換気時のエアコンは、つけっぱなしにしたほうが省エネ性と快適性の両面から正解」とコメントをしています。
もちろん、その日の気温や住宅にもよりますが、ダイキンの実験によると、数分程度であればいちいち電源の入り切りを行わないほうがいいようです。
前述した『24時間つけっぱなしは得か』の実験でも、外気温の高い時間帯にこまめに入り切りをすると、外気温の温度差が大きくなり起動時の消費電力量がかさむことが判明しています。
節電を心掛けていると、つい「こまめに入り切りをしないと」と思ってしまいますが、日中であれば数分程度ならつけっぱなしにしておいたほうがいいのでしょう。
[文・構成/grape編集部]