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身体が不自由な娘のために…ひとりのママが、お店に革命を起こした!

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:YouTube

アメリカのアラバマ州に住む、ドリュー・アン・ロングさん。娘のキャロラインちゃんは足が不自由なため、車いすを使っています。

二人で買い物をする時、ドリューさんには大きな悩みがありました。

それは…。

買い物をしている時、ショッピングカートと車いすの二つを押さなくてはいけないこと!

成長し、普通のショッピングカートの椅子が小さくなってしまったキャロラインちゃん。二人で買い物を楽しむには、車いすとカートを同時に押さなくてはならないのです。

ドリューさんは、娘と快適な買い物ができる方法はないかと模索していました。そして、ある日こんなアイディアを思いついたのです。

「身体が不自由な人でも乗れる、ショッピングカートを作ろう!」

娘のために考えた『キャロラインズカート』

彼女が考えたのは、ショッピングカート型の車いす。娘の名前から『キャロラインズカート』と名付けました。

従来のショッピングカートに形は似ていますが、いたる所に工夫が組み込まれています。

まず、しっかりとした5点式のハーネスがついています。これなら、小さな子どもでも安心ですね。

座る部分が大きいため、大人だって乗ることができるんです!これなら、使える年齢層も幅広いですね。

この他にも、『キャロラインズカート』には工夫が盛りだくさん詰め込まれています。

  • 最大110キログラムまで搭乗可能
  • 従来は4つの車輪を、安定性を重視し6つに
  • 椅子に人を乗せやすいよう、カートの押手は左右に開く仕様
  • 車輪にはストッパー付き
  • 座っていても無理な体勢にならないよう、椅子の背もたれは斜め
  • カゴの左右には、バッグをかけられるフック付き

ドリューさんのこだわりが伝わってくる、素晴らしいカートですね!これなら、体に不自由があっても快適に買い物を楽しめそうです。

娘と一緒に、楽しく買い物ができるようになったドリューさん。しかし、彼女はこの幸せを多くの人に届けたいと思うようになったのです。

特許をとり、世界の体が不自由な人たちへ届けたい!

このショッピングカートをたくさんの人に使ってもらいたいと思ったドリューさんは『キャロラインズカート社』を創立。カートの特許を取り、販売に踏み切ったのです!

発売から8年経ったある日、ついに大手スーパーマーケットでの導入が決定!これには、ドリューさんも両手を上げて大喜びです!

現在は、大手チェーン店を中心に続々と導入されている『キャロラインズカート』。好評ゆえ、世界各国から問い合わせのメールを受けているようです。

まだ日本での設置店はありませんが、近いうちに日本でも見かけることがあるかもしれませんね。

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