「絶句した」「信じられない…」 障がい者用駐車スペースでの『光景』に反響
公開: 更新:

※写真はイメージ

「絶対に触らないで」 ピンクの粒の正体に「知らなかった…」「広まるべき」少しずつ気温が上がり始める春は、過ごしやすい時期。陽気も心地よく、外出をしたくなりますよね。 『芽吹きの時期』といわれるだけあって、多くの草花が美しい姿を見せるほか、さまざまな生き物が姿を現します。 だからこそ、外で珍し...

「有毒なので注意してください」 よく見る『黄色い花』に「知らなかった…」「公園で見た!」春から夏にかけて咲く黄色い花。身近な植物ですが、注意が必要です!
- 出典
- @HIOKIYUKI
駐車場には、車いすマークが描かれた障がい者用駐車スペースが設けられています。
国土交通省の『道路の移動円滑化整備ガイドライン』によると、障がい者用駐車スペースは出入口にできるだけ近い位置に設け、幅は3.5m以上とし、障がい者用であることを分かりやすく表示するよう定められています。
※写真はイメージ
ほかの駐車スペースよりも少し幅が広いのは、車いすや杖を用いた乗り降りを配慮してのこと。
しかし、世の中にはそのことを知らない人もいるようです。
障がい者駐車スペースで起きている『現実』
Twitterに経験談を投稿したのは、『車いすモデル』として活躍している日置有紀(@HIOKIYUKI)さん。
その日、障がい者用駐車スペースを利用していた日置さんは、たびたび目にする悲しい光景に遭遇します。
「このことを、少しでも多くの人に知ってほしい」という気持ちで、実際の写真を投稿し、世間に訴えました。
※ピンク色の車が投稿者さんの車
車いすユーザーにとって、車いすは足も同然。乗り降りする際は、車のすぐ横に取り付けなくてはいけません。
こうして斜線部分にほかの車を停められてしまうと、車いすユーザーは車に乗ることができなくなってしまいます。
車いすユーザーはこうなってしまった以上、車の持ち主が駐車場に戻ってくるのを待つしかありません。
日置さんはそのたびに店員に報告し、車の持ち主をアナウンスで呼び出してもらうものの、車の持ち主はなかなか戻って来ないことが多いのだとか。
また、店員によっては、訴えても何もしてくれないこともあったそうです。
今回の出来事について、日置さんはこのようにコメントしています。
車いすでの生活になり、車を運転し始めてこの経験をした時は、私も正直「こんなことをする人が世の中にいるんだ」と思ってしまいました。
地域によっては、一度も経験をしたことがないという車いすユーザーのかたもいらっしゃったのですが、それでもやはり経験したことのある人のほうが多く、私も悲しい気持ちになりました。
今回の投稿がきっかけで、少しでもこういう思いをする人が減ったり、知っていただけるきっかけに繋がったりしたら私も嬉しいです。
投稿は2万回以上拡散され、多くの人からコメントが寄せられました。障がい者用駐車スペースでこういった出来事が起こっていることを知らず、ショックを受けた人も少なくないようです。
・どうして人のことを思いやることができないのだろう。悲しい。
・なんのために斜線が引いてあるのか、空間に余裕を持たせているのか、考えてほしいですね。
・本当に絶句です。「日本人にはモラルがなくなったのかな」って悲しい気持ちになります。
・停めてる人はもしかして「運転できる障がい者=車いすに乗っていない」と思い込んでるのかな?
車いすユーザーからは、「自分もこういった経験をしたことがある」という声も。悲しいことに、決して珍しい光景ではないようです。
公共の場は、多くの人が利用するもの。お互いに思いやりの心を持たなくてはなりません。
[文・構成/grape編集部]