聴覚障がい者が描く『コロナ禍の苦労』 漫画に「知らなかった」「参考になる!」の声 By - grape編集部 公開:2020-09-20 更新:2021-09-04 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)聴覚障害障がい者 Share Post LINE はてな コメント 聴覚障がいを持つ人は、主に手話で会話をしています。しかし、手話が通じる人は世の中に少数です。 そのため、相手の唇の動きから言葉を想像する、読唇術(どくしんじゅつ)も活用し、コミュニケーションをとっています。 唇の動きだけで完璧に言葉を理解することはほぼ不可能ですが、状況や相手の表情、動作から言葉を予測するのです。 コロナウイルスの感染拡大で、聴覚障がい者の生活にも影響が… 聴覚障がいを持つ、うさささ(@usasa21)さんは、2歳の娘さんの言葉を読唇術で読み取っているといいます。 日常生活でも読唇術を活用してきた、うささささん。しかし、新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって、いろいろな困難に直面するようになったのだとか。 コロナによる耳がきこえない人への困りごとを漫画にしてみました。これで少しでも「こういう人がいるんだな」って思ってもらえたら幸いです。 pic.twitter.com/bte9Y61aZV— うさささ (@usasa21) September 19, 2020 ほとんどの人がマスクを着用しているため、表情や口元が見えなくなってしまい、読唇術が使用不可能に。 さらに、飛沫感染防止スクリーンによって、レジなどの文字表示が読みづらくなってしまったのです。 苦労はそれだけではありません。全国でプラスチック製のレジ袋が有料化したことで、レジで「袋はいりますか?」というやり取りが増えました。 読唇術が使えない状況下で、買い物をする際の苦労がさらに増えてしまったといいます。 「こういう困っている人たちがいることを知ってもらいたい」という思いで描かれた、うささささんの作品は拡散され、多くの人に届きました。 ・店側と客側、両方気持ちよく買い物できたらいいですよね。勉強になりました! ・聴覚障がい者なのですごく共感しました。本当にマスクとビニールカーテンだと見えない…。 ・違う視点からの漫画で、すごく参考になりました。確かに想像すると大変ですよね。 実際に接客業をしている人からは「参考になった」「最近、指差しボードを導入しました!」といった声が上がっています。 困っている人が暮らしやすくなる社会は、きっと多くの人が住みやすいものになるでしょう。違う立場の人について知ることによって、優しさの輪が広がるといいですね! [文・構成/grape編集部] 行政「絶対に食べないで」 5月から増える注意喚起に「知らなかった」「家族に伝える!」毎年5月頃から被害が増加。行政や自治体が注意を呼び掛けています。 駅で見つけた自販機 出てきたのは…「迷わず買った」眺めていると、気になる『ロッカー型自動販売機』を発見!看板に『こだわり手作りパンの自販機』と書かれていたのです。 出典 @usasa21 Share Post LINE はてな コメント
聴覚障がいを持つ人は、主に手話で会話をしています。しかし、手話が通じる人は世の中に少数です。
そのため、相手の唇の動きから言葉を想像する、読唇術(どくしんじゅつ)も活用し、コミュニケーションをとっています。
唇の動きだけで完璧に言葉を理解することはほぼ不可能ですが、状況や相手の表情、動作から言葉を予測するのです。
コロナウイルスの感染拡大で、聴覚障がい者の生活にも影響が…
聴覚障がいを持つ、うさささ(@usasa21)さんは、2歳の娘さんの言葉を読唇術で読み取っているといいます。
日常生活でも読唇術を活用してきた、うささささん。しかし、新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって、いろいろな困難に直面するようになったのだとか。
ほとんどの人がマスクを着用しているため、表情や口元が見えなくなってしまい、読唇術が使用不可能に。
さらに、飛沫感染防止スクリーンによって、レジなどの文字表示が読みづらくなってしまったのです。
苦労はそれだけではありません。全国でプラスチック製のレジ袋が有料化したことで、レジで「袋はいりますか?」というやり取りが増えました。
読唇術が使えない状況下で、買い物をする際の苦労がさらに増えてしまったといいます。
「こういう困っている人たちがいることを知ってもらいたい」という思いで描かれた、うささささんの作品は拡散され、多くの人に届きました。
・店側と客側、両方気持ちよく買い物できたらいいですよね。勉強になりました!
・聴覚障がい者なのですごく共感しました。本当にマスクとビニールカーテンだと見えない…。
・違う視点からの漫画で、すごく参考になりました。確かに想像すると大変ですよね。
実際に接客業をしている人からは「参考になった」「最近、指差しボードを導入しました!」といった声が上がっています。
困っている人が暮らしやすくなる社会は、きっと多くの人が住みやすいものになるでしょう。違う立場の人について知ることによって、優しさの輪が広がるといいですね!
[文・構成/grape編集部]