聴覚障がい者が描く『コロナ禍の苦労』 漫画に「知らなかった」「参考になる!」の声
公開: 更新:
ダルビッシュ有が日本に帰国 向かった先は…?2024年11月12日、メジャーリーグの『サンディエゴ・パドレス』に所属するダルビッシュ有選手が、自身のブログを更新。日本に一時帰国していたことを明かしました。
俳優・火野正平さんが逝去 腰痛の治療に励むも腰部骨折に火野正平さんが亡くなったことが分かりました。ご冥福をお祈りいたします。
- 出典
- @usasa21
grape [グレイプ] society
聴覚障がいを持つ人は、主に手話で会話をしています。しかし、手話が通じる人は世の中に少数です。
そのため、相手の唇の動きから言葉を想像する、読唇術(どくしんじゅつ)も活用し、コミュニケーションをとっています。
唇の動きだけで完璧に言葉を理解することはほぼ不可能ですが、状況や相手の表情、動作から言葉を予測するのです。
コロナウイルスの感染拡大で、聴覚障がい者の生活にも影響が…
聴覚障がいを持つ、うさささ(@usasa21)さんは、2歳の娘さんの言葉を読唇術で読み取っているといいます。
日常生活でも読唇術を活用してきた、うささささん。しかし、新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって、いろいろな困難に直面するようになったのだとか。
ほとんどの人がマスクを着用しているため、表情や口元が見えなくなってしまい、読唇術が使用不可能に。
さらに、飛沫感染防止スクリーンによって、レジなどの文字表示が読みづらくなってしまったのです。
苦労はそれだけではありません。全国でプラスチック製のレジ袋が有料化したことで、レジで「袋はいりますか?」というやり取りが増えました。
読唇術が使えない状況下で、買い物をする際の苦労がさらに増えてしまったといいます。
「こういう困っている人たちがいることを知ってもらいたい」という思いで描かれた、うささささんの作品は拡散され、多くの人に届きました。
・店側と客側、両方気持ちよく買い物できたらいいですよね。勉強になりました!
・聴覚障がい者なのですごく共感しました。本当にマスクとビニールカーテンだと見えない…。
・違う視点からの漫画で、すごく参考になりました。確かに想像すると大変ですよね。
実際に接客業をしている人からは「参考になった」「最近、指差しボードを導入しました!」といった声が上がっています。
困っている人が暮らしやすくなる社会は、きっと多くの人が住みやすいものになるでしょう。違う立場の人について知ることによって、優しさの輪が広がるといいですね!
[文・構成/grape編集部]