「こんなにかわいかったなんて!」 路上で見つかった『毛の塊』の正体にびっくり
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2023年7月、厳しい暑さが続くアメリカのミズーリ州の路上で、通りかかった人たちが何かを見つけて集まっていました。
人々の視線の先にあったのは、毛の塊。一見するとウィッグのように見えるその正体は…犬だったのです。
それが犬だと気付いた親切な人たちが、安全な場所に移してあげようとしていました。
その場にいた人が地元の動物保護団体『マックス・ミッション』に助けを求め、スタッフの女性たちが駆けつけます。
動いていなければ動物だと分からないほど、ひどい状態のそのメス犬は、全身の毛が伸びすぎて固まっていたそう。
スタッフたちはすぐに犬を保護して、施設に連れて帰りました。
施設に到着後、まず犬の体の毛を刈ることからスタート。3人がかりで時間をかけて、べっとりと固まった毛をカットしていきます。
ペアちゃんと名付けられた犬は、施術中ずっと大人しく座っていて、とてもいい子だったのだとか。
ヘアカットが終わった後、体をきれいに洗ってあげると、ペアちゃんは生まれ変わったような姿になりました。
※動画はInstagram上で再生できます。
動物病院での診察の結果、ペアちゃんは推定10歳の高齢犬だということが分かりました。
乳腺腫瘍があり、もう少し健康になってから手術で取り除く必要があるとのこと。
また右目の眼球が破裂しているため、眼窩(がんか)を閉じる手術も必要だといいます。
さらに、左目も状態が悪く、摘出しなければならない可能性があるということです。
それでも『マックス・ミッション』のスタッフはペアちゃんのことを「世界で一番かわいい犬で、この子を捨てた人は惜しいことをした」とつづっています。
ペアちゃんに関する投稿には、助けてもらえた喜びや、捨てた人への非難の声が上がっています。
・あの毛玉がこんなにかわいい犬だったなんて!
・悲しいよね。どんな動物もこんな状態で生きる必要はない。
・この子に最高の家が見つかりますように。
状況から推測すると、ペアちゃんは元の飼い主に捨てられたのではないかと思われるそうです。
こんなにひどい健康状態になるまで路上をさまよっていたなんて…想像すると胸が締め付けられますね。
ペアちゃんは見つかった時から、人を恐れることも、攻撃的になることもなく、とても人懐っこい性格でした。
必要な治療が終わり、健康が回復したら、里親が決まるでしょう。
ペアちゃんが早く元気になって、新しい家族の愛情をたくさん受けて過ごしていけるように願ってやみません。
[文・構成/grape編集部]