1000字程度はどのくらいか目安を解説! 文字数の許容範囲や数え方について
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「1000字程度ってどのくらいかな」「許容範囲はどこまでか分からない」「文字数足りないけど大丈夫かな」と、レポートを書く時にお悩みの人はいるのではないでしょうか。
結論として、千文字指定の場合は1000〜1100字くらいの文字数が理想でしょう。ただし、レポートによってルールが多少変わるので、あらかじめ確認しておくことが大切です。
本記事では、1000字程度のレポートにおける理想の文字数や数え方、さらにレポートの正しい書き方を説明します。レポートを書くのに困っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
1000字程度とはどのくらい?理想の文字数を解説
レポート作成で1000字程度と指定をされている場合、1000〜1100字程度書くのが理想です。なぜなら、一般的なレポートでは指定した文字数を超えるのが理想だからです。
指定の文字数を大きく下回ると、評価が下がる可能性があります。また、指定文字数を大幅に上回った場合でも、文章をまとめる力がないと判断されてしまうでしょう。
文字数を指定された場合、プラスマイナス10%以内が許容範囲です。例えば、指定文字数が1000字程度の場合だと900〜1100字程度になります。
どうしても字数が足りない人は900文字、反対に大幅に上回りそうな人は1100文字を目安にしましょう。指定文字数を守りつつ、充実した内容が書けると高評価につながります。
1000字程度のレポートで文字数のカウント対象になるもの
レポートの文字数のカウント対象になるものは『本文』と『見出し』です。1000字程度のレポートを書く際は、本文と見出しを合わせて1000字を超えるように意識しましょう。
本文
本文はレポートのメインとなる部分なので、文字数のカウントに入ります。レポートの条件によって数え方は変わりますが、カウント対象になることは間違いありません。
レポートの規定によっては、本文中の文字だけでなく、句読点や記号(括弧、中点、ハイフンなど)を含む場合があります。ただし、空白や改行は含めないことがあるので、レポートを書く際は注意しましょう。
見出し
見出しに付与される番号も含め文字数がカウントされます。例えば、見出しそれぞれに『1』『1-1』『1-1-1』と表記すると、かなりの文字数になります。
文字数を稼ぎたい場合はおすすめですが、本文を充実させたいなら違う見出しの書き方がよいでしょう。また、次のようなものは文字数にカウントされません。
しかし、文字数にカウントされなくても小見出しがカウントされる可能性があります。ルールがあいまいなことがあるので、あらかじめ確認しておいたほうがよいでしょう。
1000字程度のレポートで文字数のカウント対象にならないもの
レポートで文字数にカウントされないものが『タイトル』『図表の文字』『参考文献』です。文字数のカウント対象にならないものを把握しておくとレポート作成が楽になるので、詳しく見ていきましょう。
タイトル
基本的に、タイトルは文字数にカウントされません。ただし、レポート作成のルールによってはタイトルも文字数に含まれるので、確認しておきましょう。
なお、文字数を稼ぐためにタイトルが長くしすぎると、読みづらくなってしまいます。タイトルでは、記事の内容を無駄なく伝えられるよう工夫しましょう。
図表の文字
図表の文字は基本的に文字数にはカウントされません。図表の番号なども含めないケースがほとんどです。
ただしタイトル同様、レポート作成のルールによってはカウントに含まれます。表内部の文字もカウントされる可能性があり、場合によっては本文の文字数を削る必要がでてくるので、必ず確認しましょう。
参考文献
参考文献は文字数にカウントされません。参考文献のタイトルや、サイトのURLが長くても本文の文字数を削る必要はないので、できる限り多くの資料をそろえたうえでレポート作成するのが望ましいです。
参考文献がないと、独りよがりな主張とみなされることがあります。できる限り信用できる参考元から引用し、根拠のしっかりとしたレポートに仕上げることが大切です。
1000字程度のレポートで文字数をカウントする方法3選
文字数のカウント方法は主に3つです。うまく活用すると文字数計算が楽になりますので、ぜひ参考にしてください。
Wordの機能を使用する
マイクロソフトの文章作成ソフト『Word』の機能を使用すれば文字数をカウントできます。文書全体だけでなく、指定した範囲の部分の文字数を数えることもできるため、大変便利です。
上部メニューからも文字数カウントができますが、ショートカットキーの『[Ctrl]+[Shift]+[G]』を利用すると、より簡単に文字カウントができます。
また、アンダーバーに文字数が表示されるため、文字を打ちながらカウントできる点も便利です。パソコンにWordがインストールされている場合は、ぜひ執筆に用いましょう。
文字カウントツールを使用する
Wordが使えない場合、文字カウントツールを使用すると便利です。ツールにレポートの内容をコピー&ペーストすると、自動で文字数をカウントできます。
機能が充実したツールだと有料ですが、文字数をカウントするだけであれば無料のもので十分です。ツールによって多少使い方が違いますが、検索すればいくつかのツールが見つかるので、利用しやすいものを選ぶとよいでしょう。
原稿用紙を活用する
400字詰めの原稿用紙なら、パソコンを持っていない人でも文字数をカウントできます。1行20文字なので、空いているマス分を引けば文字数をカウントできます。
ただし、原稿用紙を埋めてから修正をする場合、文字のカウントがずれたり正確にカウントできなかったりする場合があるので注意しましょう。
1000字程度のレポートの書き方
レポートを書く時は構成が重要です。文章の流れがあいまいだと論理が成り立たず、レポートの完成度が下がってしまう可能性があります。
スムースに書き進めるために、文章の流れや全体の文章量のバランスについて見ていきましょう。
文章の構成
レポートにおける文章構成は、以下の通りです。
まずは『序論』でレポートのテーマを選んだ理由や問題提起をします。次に『本論』で、問題提起に対して調査した内容や自分の考えを述べていきます。
最後に『結論』で、本論の内容を要約して整理をし、最終的にまとめましょう。
序論・本論・結論という流れだと、導入から問題提起、自分の考え、最終的な結論を自然な流れで伝えられます。
各章の文字数のバランス
序論、本論、結論のそれぞれの文字数のバランスは、25:60:15が理想です。例えば、指定文字数が1000字程度の場合、次のような文字数で書くとバランスがよくなります。
本論の論点を3つに分けて、各論を200字ずつにすると見た目だけでなく、展開が分かりやすくなり、充実した内容のレポートができあがります。文字数のバランスを意識しながらレポート作成に取り組んでみてください。
1000字程度のレポートをWordで書く時の基本設定4選
レポートをWordで書く時は、基本設定を整えておくとレポート全体の見栄えがよくなって読みやすくなります。Wordの機能を活用して質の高いレポート作りができるよう、詳しく見ていきましょう。
文字サイズ
特に指定が無ければ、文字サイズは10.5が適切です。10.5サイズは、さまざまな書類やレポート、卒業論文に採用されています。
本文は10.5、見出しは本文よりも大きいサイズが基本です。次のように、見出しによって文字サイズを使い分けるとレポートが読みやすくなるでしょう。
なお、文字サイズが10以下だと目が悪い人には読みにくいと感じられてしまうため、避けたほうが無難です。
また、Wordには『全角文字』『半角文字』の2種類があります。日本語は『全角文字』で、英語は『半角文字』で書くと、見た目のバランスがよくなって読みやすいでしょう。
フォント
フォントを選ぶ際は『読みやすさ』がもっとも重要です。中でも『MS明朝』『MSゴシック』の2つは読みやすく、多くのサイトやレポートで使用されているため、馴染みやすいでしょう。
『MS明朝』は、長い文章でも読んでいて疲れにくいという特徴があるフォントです。また『MSゴシック』も同じくらい一般的で、明朝よりも見た目が角ばっています。
迷った時は、どちらかを使えば読みやすいレポートが作成できます。
なお、英語表記の場合は『Century』 『Times New Roman』だと癖がなく、使いやすいでしょう。
余白
基本的に余白は上下左右30㎜がベストです。場合によっては右綴じ、左綴じの指定があると45㎜の場合もあります。
余白の指定があった場合は、調整が必要です。
ページ
ページ設定は、40字30行にするとA4サイズレポート用紙1枚分の文量になります。したがって、1000字程度のレポートが書きやすくなります。
ただし、文字数やページ設定の指定がある場合は指定を優先しましょう。
1000字程度のレポートの書き方の注意点
レポートを書く時は、主に4つの注意点があります。後で大幅な修正とならないよう、あらかじめチェックしておきましょう。
盗用・コピーはしない
どんな時でも盗用・コピーはしないようにしましょう。コピーをすると、参考元と同じような文章になってしまい、レポートとしては認められません。
似たような文章になってしまう場合は、意味が一緒の違う単語を使用したり、参考文献から引用したりするとオリジナル性がでてきます。参考元の文章をそのまま流用することだけは絶対に避けるようにしてください。
レポートのルールを守る
レポートによってルールが違うので、事前に確認しルールを守って書くことが大切です。すべての条件を満たさないと、認められない可能性があるので注意してください。
特に、レポートの提出期限は大事です。期限を確認し、余裕をもってレポート作りに取り組みましょう。
誤字脱字や表記ゆれをしない
誤字脱字が多いレポートは、内容を理解してもらえず評価が下がってしまいます。読み返す機会をつくったり、Wordの構成ツールを活用したりして誤字脱字をなくしましょう。
また、表記揺れにも注意です。『例えば』と『たとえば』や、『時』と『とき』などは同じ言葉で違う表記にならないように注意してください。
話し言葉を使わない
レポートでは、話し言葉は使用しません。話し言葉と書き言葉の違いを知り、明確に使い分ける必要があります。
例として、以下のようなものがあります。
書き言葉を意識してレポート作りができるようにしましょう。
1000字程度と指定された場合は1000~1100字書くのが理想
1000字程度と指定されたら、1000~1100字を書くのが理想です。どうしても足りない、もしくはまとめられないという人は、許容範囲である900~1100字を目指しましょう。
カウントされる文字とカウントされない文字は、以下のとおりです。
カウントされる文字
カウントされない文字
文字カウントツールやWord機能を使うことで、簡単に文字カウントができるので試してください。指定された文字数と文章構成を意識すれば充実した内容のレポートが書けます。ルールを守ってレポート作りに取り組みましょう。
[文・構成/grape編集部]