ウインナーの袋、なぜパンパン? 企業の解説に「知りませんでした」「そんな理由が」
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※写真はイメージ
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- 出典
- 丸大食品公式サイト
スーパーに陳列されるウインナーソーセージの袋は、なぜかパンパンにふくらんでいます。「一体なぜ」と気になったことはありませんか。
ウインナーソーセージの袋がふくらんでいる理由を、製造販売元である丸大食品公式サイト情報より解説します。身近な疑問を解消しましょう。
袋をふくらませる理由は品質保持
パンパンにふくらんでいるウインナーソーセージの袋。なぜそのようになっているのかを理解するためには、まず袋の中に詰められているものの正体について知る必要があります。
ウインナーの袋に詰められているのは、実は「窒素」。袋の中に酸素が入る隙間をなくすために、あえて窒素で袋をパンパンにしているのです。
袋の中に酸素があると、開封前の状態であってもウインナーは徐々に酸化してしまいます。窒素の力でこれを防げば、ウインナーソーセージの風味やおいしさを長期間保ちやすくなるでしょう。
またパンパンに入れられた窒素には、細菌の増殖予防という目的もあります。消費者の手に届くまで、しっかりとその安全性を保っているのです。
大きくふくらんだパッケージは、運送中のトラブルからウインナーソーセージを守る役割も果たしています。製品の周りに空間の余裕が生まれることで、つぶれたり形が損なわれたりするリスクを減らせるでしょう。
自宅に持ち帰ってもできる限りそのままで
スーパーで購入したウインナーソーセージのパッケージ。自宅の冷蔵庫で保管する際には、「中の空気を抜けば、より省スペースにできるのでは…」と考える人もいるかもしれません。
しかしパッケージに穴を開け、ウインナーソーセージが酸素に触れるようになると、日持ちしにくくなります。おいしさや安全性が損なわれてしまう恐れもあるので、できる限りそのままの形で保存しましょう。
ウインナーソーセージを使うためにパッケージを開封したら、できる限り早く使い切ることが大切です。パッケージに充填された窒素の役割を正しく理解して、「食べる直前までそのまま、開封したら素早く食べ切る」ことを意識してみてください。
ウインナーソーセージのパッケージがパンパンにふくらんでいることに対して、「そういうもの」と深く考えていなかった人も多いのではないでしょうか。丸大食品の情報には「なるほど」と思わされます。
袋がパンパンなのは、製品の安全性やおいしさを守るためのメーカー側の工夫です。その意図を理解したうえで、自宅でも正しい形で保管できるとよいですね。
[文・構成/grape編集部]