自分にピッタリの枕、どう探せばいい? ハンズの回答に「意外と簡単そう」
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「どうも枕が合わない…」と、使っている枕に不満を持つ人は結構多いもの。枕が合わないと、快眠できないこともありますよね。
自分にピッタリの枕を探している人は、「これはダメ」「あれは合うだろうか」といろいろ物色し、悩んでいるかもしれません。
そこで本記事では、自分に合う枕の選び方を紹介します。株式会社ハンズ(以下、ハンズ)梅田店で寝具を担当する枕選びのプロ、内田昌弘さんに取材しました。
枕を選ぶ際のポイントとは
内田さんによると、「お客さまから『使っていた枕が合わなくなってきた』や『自分に合っている枕が分からない』という問い合わせをよくいただきます」とのこと。
内田さんに枕選びのポイントを聞いたところ、以下の回答がありました。
今まで使っていた枕について、お客さまにうかがう内容がずばり『枕を選ぶ際の基本ポイント』になります。
ポイントは、高さ、素材(硬さ)、形状の3つです。
「今まで使っていた枕が合わなくなった」というお客さまに話をうかがうと、使用年数が5年以上の方が多く、まれに10年以上の方がいらっしゃいます。
枕の寿命は、一般的に3~4年といわれています。
使用する期間が長くなると、枕の素材(中材)のへたりによって使い始めた頃より、枕の高さが低くなってしまいます。そのため首に負担がかかり、寝心地が悪くなるのです。
そのようなお客さまには、今まで使っていた枕と同じような高さや素材、形状の物をまずはおすすめしています。
※写真はイメージ
自分に合った枕が見つからない時は?
上記は「これまで使ってきた枕で寝心地が悪くなった」といったパターンですが、「自分に合った枕がどうしても見つからない」という場合はどのように選ぶのがいいのでしょうか。
内田さんは、枕探しに迷っている人には、このように対応しているそうです。
「自分に合った枕が分からない。1年で何度も枕を買い替えている」というお客さまには、希望の枕の高さ、素材(硬さ)、形状についてうかがいます。
しかし、ぐっすり眠れない要因が枕以外の場合もありますので、困っている内容をしっかりうかがうところから始めます。
1年で何度も枕を購入している人の場合には「ネットを見てよさそうだから購入したが、合わなかった」というケースが多いそうです。
内田さんからは、このようなアドバイスがありました。
まずはお客さまに、枕を選ぶ基本ポイントともなる『高さ、素材(硬さ)、形状』をうかがって、希望に沿った枕をおすすめするのですが、最終的に選ぶ際の最大のポイントは『実際に店頭で試してみること』です。
試していただいた枕が、普段寝る際の姿勢や身体の向き、角度にフィットし、無理なく自然に感じられるのかが大事です。
店頭で横になることは少し抵抗があるかもしれませんが、その枕で仰向けや横向きに寝た際に、首や頭に負担が掛かっていないか、左右の寝返りがしやすいかをチェックしてください。
仰向け寝、横向き寝の姿勢でそれぞれ30秒ほど試して、自然と感じる姿勢が保たれる枕が理想の枕に近いと思います。
枕を選ぶ際は、高さ、素材(硬さ)、形状を踏まえた上で、実際に試して自然に感じる理想の枕を見つけるのがよいでしょう。
ちなみに、自然に感じるというのは、内田さんによれば「どこにも負担が掛かっていないと感じられ、力が入っておらず、リラックスできる状態のこと」です。
自分に合った枕は快眠のために重要です。内田さんのアドバイスを参考に、実際に売り場に行って枕を試してみましょう!