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ゆでると固くなる鶏むね肉 アレを使ったらホロホロに? 「ずっとやる」「家族もビックリ」

By - キジカク  公開:  更新:

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鶏むね肉の写真

スーパーマーケットなどで売っている鶏むね肉。値段も手頃で筆者はよく購入するのですが、ゆでると水分が抜けて、パサパサになってしまいます。

そこで、本記事では『ブライン液』を使って、鶏むね肉をゆでてもしっとり柔らかくする方法を紹介します。

スーパーなどで売っている鶏むね肉の写真

鶏むね肉をしっとりさせる方法

『ブライン液』とは塩と砂糖を加えた調味液のこと。名前だけ聞くと作るのが難しそうですが、実はとても簡単です。

塩には水分を保持する作用があり、砂糖は甘みを増やす効果があるため、鶏むね肉の水分やうま味が逃げていかないのだとか。

今回は、鶏むね肉を『そのままゆでたもの』と『ブライン液に漬けてゆでたもの』を用意。何もいわずに家族に食べてもらい、どちらがおいしいかを聞いてみたいと思います!

まずは、『ブライン液』を作ります。

用意する道具は、ジッパー付き保存袋とボウルだけ!

ジッパー付き保存袋とボウルの写真

そして、必要な調味料は以下の通りです。

【材料】

・水 100㎖

・塩 5g

・砂糖 5g

上記の材料をボウルに入れてよく溶かせば『ブライン液』の完成!砂糖はてんさい糖でも代用可能です。

この分量で鶏むね肉1枚分になります。家にある調味料で簡単に作れるのがいいですね。

水、塩、砂糖をボウルに入れている写真

次に、ジッパー付き保存袋を用意し、先ほど作った『ブライン液』と鶏むね肉を入れましょう。

筆者は軽く揉んでから、冷蔵庫で2時間ほど寝かせました。

『ブライン液』を鶏むね肉を入れたジッパーポリ袋に入れた写真

鶏むね肉を調理する前にすることは、これだけ。思ったよりも難しくなく、漬け込む時間を待つ以外は簡単に下準備ができました。

2時間後、冷蔵庫から『ブライン液に漬け込んだ鶏むね肉』と、『何もしていない鶏むね肉』を取り出し、沸騰したお湯に入れます。

鶏むね肉をお湯でゆでている写真

ゆでる時は、水からではなく沸騰したお湯に入れるのがおいしくなるコツ!

火がしっかり通るまで、弱めの中火で15~20分ほどゆでましょう。

『ブライン液に漬けこんだ鶏むね肉』と『そのまま冷蔵庫で何もせずに保存しておいた鶏むね肉』をポットでゆでている写真

鶏むね肉がゆで上がったら、トングで取り出してまな板の上でカット。

断面を見ると、『そのままゆでたもの』は肉が締まり固まったせいか、ぎゅっと詰まった感じがします。

ゆでおわった『そのままゆでたもの』の鶏むね肉の写真

しかし、『ブライン液に漬けてゆでたもの』は、断面の繊維層がはっきり見えます。嚙んだらホロホロと崩れそうな具合です。

ゆでおわった『ブライン液に漬けこんだ鶏むね肉』の写真

それでは、2つの鶏むね肉の柔らかさを検証するために、小学生の娘と夫に食べてもらいました。

娘は食べた瞬間、「あー!こっちのほうが柔らかくておいしい」と『ブライン液』に漬けてゆでた鶏むね肉を指さしました。「ちょっと塩の味もして、このままでもすっごくおいしいよ」とのこと。

夫にも食べ比べてもらったところ、「若干こっちのほうが柔らかい気がする」と、やはり『ブライン液』に漬けたものを柔らかいと評価しました。

『ブライン液に漬けこんだ鶏むね肉』と、『そのまま冷蔵庫で何もせずに保存しておいた鶏むね肉』をさらに盛り付け食べ比べをしている写真

ある程度時間が経った後、もう一度、食べ比べてもらったら、娘は「わ~、こっち(そのままゆでた鶏むね肉)は固いね」とのこと。

夫は『ブライン液』に漬けてゆでた鶏むね肉を指さしながら、「こっちが断然柔らかいし、しっとりしている!」と絶賛しました。

筆者も『ブライン液』に漬けたほうは、塩とほのかな甘みがあり、何も味付けしなくてもパクパク食べられました。

「たったこれだけの工程でこんなに柔らかさが違うのか…」と、驚きを隠せません。

漬け置きの時間はかかりますが、手間をかけるだけの価値があるこの方法。ぜひ試してみてくださいね。


[文/キジカク・構成/grape編集部]

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