冬場の静電気は柔軟剤で防げる? 花王の情報に「勉強になった」「参考になります」
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- 出典
- 花王
静電気は乾燥した時期の宿命とはいえ、バチッという音と痛みには毎回うんざりします。できれば予防したいものですが、意外にも洗濯で使う柔軟仕上げ剤が効果的なのだそう。その仕組みが花王の公式サイトで解説されています。
冬場の静電気は柔軟仕上げ剤で対策を
柔軟仕上げ剤が静電気の防止効果を持つといわれても、にわかには信じられないかもしれません。柔軟仕上げ剤といえば「衣類をやわらかくする」「いい香りをつける」といったイメージがあるでしょう。
しかし、洗濯用品を取り扱う花王によると、柔軟仕上げ剤には静電気防止効果があるのだそうです。
柔軟仕上げ剤には「陽イオン系界面活性剤」が含まれています。この成分は繊維にしっかり吸着し、繊維の表面をしっかり覆うことが大きな特徴です。
さらにこの陽イオン系界面活性剤は、簡単にいうと「空気中の水の分子と結合する」「電気を流す性質を持つ」という特徴があり、この特徴が発生した静電気を流してくれるのだそう。
また、柔軟仕上げ剤はふんわりとすべりのよい手触りも特徴ですね。それも静電気防止に役立っています。
陽イオン系界面活性剤が発生した静電気を流すだけではなく、「そもそも静電気の発生をおさえる」という効果も! 柔軟仕上げ剤の意外な働きに驚いた人も多いのではないでしょうか。
静電気が発生する理由
柔軟仕上げ剤だけではなく、静電気を発生させる原因を作らないことも合わせ技の対策としておすすめです。
重ね着が増える冬場は、衣類同士の摩擦で静電気が起きやすくなります。柔軟仕上げ剤の効果で摩擦が少なくなりますが、服の素材を工夫すればさらに摩擦を減らせることも。ナイロンとウール、綿とウールなどの組み合わせがおすすめです。
また、部屋の乾燥もドアノブを回す時や小物を手に取る時の静電気を招きます。加湿器を使って部屋の湿度を上げたり、身体に溜まった静電気を放電する除去グッズなどを使ったりしてみてはいかがでしょうか。
お気に入りの柔軟仕上げ剤とライフスタイルの見直しで、冬場の静電気を大幅に防げるかもしれません。あの「バチッ!」とした痛みに悩んでいる人はぜひ試してみてください。
[文・構成/grape編集部]