海に行く前に知っておきたい 海上保安庁が教える、正しい知識
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今、もっとも狙われやすいのは… 新しい犯罪傾向にゾッとする残念なことに、空き巣や強盗などの事件はなくならず、連日のようにニュースをにぎわせています。玄関前に監視カメラを設置するなど、防犯対策をしている人もいるでしょう。しかし、近年では犯行の手口や傾向に変化が起こっており、従来の対策だけでは不十分な可能性があります。

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- 出典
- 海上保安庁
海に行く機会が増える、夏。
海での遊泳は楽しいですが、一方で、毎年多くの水難事故が発生していることを忘れてはいけません。
海上保安庁は、ウェブサイト『ウォーターセーフティガイド』で、水難事故を防止するために必要な知識を公開。「非日常を楽しむ、そこに潜む危険を知ってほしい」と呼びかけています。
海上保安庁が『海に潜む危険』を警告
海上保安庁は、事前に知っておくべき『海の知識』として、地形、波や潮の流れの変化をあげています。
天候や時間によって、変化し続ける、波と潮の流れ。
また、海水浴場の天候が穏やかだったり、天気予報で危険であると伝えられていなかったりしても、遠地が荒天であった場合、海は荒れる可能性があるのです。
海上保安庁が公開した『海の知識』の中から、危険とされる波と潮の流れを2つ紹介します。
『土用波』と『離岸流』に注意しよう
夏の土用の時期にくる大きな波であることから、名前が付けられた、『土用波(どようなみ)』。
遠地の台風に伴って発生した波が、『うねり』となって日本の沿岸部まで到達することをいいます。
『うねり』が重なると、天気予報で伝えられた波の高さよりも、はるかに高い波になる可能性があるので、現地だけでなく、遠方の天気も注意深く確認しておくとよいでしょう。
また、『離岸流(りがんりゅう)』と呼ばれる、沖に向かって発生する強い潮の流れにも注意が必要です。
一度、流れに巻き込まれると、気が付かないうちに沖まで流されるなど、身に危険が及ぶ場合があります。
沖に流された場合、例え水泳のアスリートであっても、流れに逆らって泳ぐのは困難です。落ち着いて海岸と平行に泳いで離岸流から脱出しましょう。
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暑い夏にぴったりのレジャーである海水浴。しかし、大きなケガや、命にかかわる危険と隣り合わせでもあります。
海水浴を安全に楽しむためにも、危険があることを忘れず、しっかりとした準備を心がけたいですね!
[文・構成/grape編集部]