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海に行く前に知っておきたい 海上保安庁が教える、正しい知識

By - grape編集部  公開:  更新:

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海水浴場の写真

※写真はイメージ

海に行く機会が増える、夏。

海での遊泳は楽しいですが、一方で、毎年多くの水難事故が発生していることを忘れてはいけません。

海上保安庁は、ウェブサイト『ウォーターセーフティガイド』で、水難事故を防止するために必要な知識を公開。「非日常を楽しむ、そこに潜む危険を知ってほしい」と呼びかけています。

海上保安庁が『海に潜む危険』を警告

海上保安庁は、事前に知っておくべき『海の知識』として、地形、波や潮の流れの変化をあげています。

海では、急に深くなる場所や、潮の満ち引きによって流れが速くなる場所があります。足が着かなかったり、帰れなくなったりしてあわてることのないように、自分の泳いでいる場所の地形を知っておきましょう。また、波や潮の流れは常に変化しています。海の状況をよく観察しておきましょう。

ウォーターセーフティガイド ーより引用

天候や時間によって、変化し続ける、波と潮の流れ。

また、海水浴場の天候が穏やかだったり、天気予報で危険であると伝えられていなかったりしても、遠地が荒天であった場合、海は荒れる可能性があるのです。

海上保安庁が公開した『海の知識』の中から、危険とされる波と潮の流れを2つ紹介します。

『土用波』と『離岸流』に注意しよう

夏の土用の時期にくる大きな波であることから、名前が付けられた、『土用波(どようなみ)』。

遠地の台風に伴って発生した波が、『うねり』となって日本の沿岸部まで到達することをいいます。

『うねり』が重なると、天気予報で伝えられた波の高さよりも、はるかに高い波になる可能性があるので、現地だけでなく、遠方の天気も注意深く確認しておくとよいでしょう。

また、『離岸流(りがんりゅう)』と呼ばれる、沖に向かって発生する強い潮の流れにも注意が必要です。

一度、流れに巻き込まれると、気が付かないうちに沖まで流されるなど、身に危険が及ぶ場合があります。

沖に流された場合、例え水泳のアスリートであっても、流れに逆らって泳ぐのは困難です。落ち着いて海岸と平行に泳いで離岸流から脱出しましょう。

海の波の画像

※写真はイメージ

暑い夏にぴったりのレジャーである海水浴。しかし、大きなケガや、命にかかわる危険と隣り合わせでもあります。

海水浴を安全に楽しむためにも、危険があることを忘れず、しっかりとした準備を心がけたいですね!


[文・構成/grape編集部]

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出典
海上保安庁

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