開ける面を確認して! 食品メーカーが教える『缶切り』の基本の使い方
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※写真はイメージ
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- 出典
- いなば食品株式会社
缶詰は手で開けられるプルトップ式が主流ですが、缶切りで開けるタイプもたまに見かけます。
ただ、缶切りを使った経験があまりなく、「どうやって開けるんだっけ?」と迷ってしまう人も中にはいるはず。
今後のためにも、缶切りの基本の使い方をマスターしておきましょう。
缶切りの基本の使い方
缶切りを使う際、まずは正しく缶のふちに缶切りをセットする必要があります。
缶にうまく引っかからない人は、開ける面が間違っていたのかもしれません。
缶詰の形状を思い出してみると、確かにカーブがかかっている面があります。その面に、缶切りは引っかかりません。
缶切りが滑ったり外れたりすると、指のケガやテーブルへの傷などが心配です。缶と缶胴が直角になる方向に安定させてから、丁寧に缶切りを使いましょう。
広く普及している『てこ式缶切り』の場合、ふちに引っ掛けた缶切りを奥に少し傾けて刃で切っては手前にスライドさせていくのを繰り返すと、安定して開けられるはずです。
『回転式缶切り』の使い方も確認しておこう
※写真はイメージ
市販の缶切りには、『てこ式缶切り』のほかに『回転式缶切り』もあります。
回転式缶切りはハンドルを回すことで缶を開けることができる仕組み。比較的力をかけずに開けられるのがメリットで、こちらも広く流通しています。
回転式缶切りを使う際は、まず歯車と刃の間に缶のふち部分をセットし、固定しましょう。
左手で缶切りを持ち、右手でハンドルを回していくと、缶が切れていきます。そのまま1周するように切り進め、残り1㎝程度のところで缶切りを取り外し、突起を使って缶のふたを持ち上げたら完了です。
缶切りいらずのタイプも増えた
缶詰の歴史は長く、その始まりは1810年のイギリス。それまで主流だった保存方法はビン詰めでしたが、重くて割れやすいという難点がありました。その難点を克服したのが缶詰です。
ただ、まだその頃は缶切りがなかったことや、缶詰の容器が分厚かったことなどから、のみとハンマーで開けていたのだそう。1860年代に使いやすい缶切りが登場し、どんどん改良が続けられ、世界で重宝されるように。
日本では1871年にイワシの油漬缶詰が初めて作られ、わずか6年後の1877年には、北海道で缶詰工場が誕生しています。
前述の通り、現在は缶切りを使わなくても手で開けられるプルトップ式の缶詰が主流になりつつあり、缶切りの出番がめっきり少なくなったと感じる人も多いかもしれません。
しかし、まだまだ缶詰は缶切りタイプも多く、開ける方法を知っておいて損はないでしょう。
もしも缶切りタイプの缶詰を開ける機会があれば、「昔はのみとハンマーだったのに、便利になったものだ」と思いながら、缶切りをキコキコと使ってみてください。
[文・構成/grape編集部]