タオルの買い替え時はいつ? 専門メーカーの『今治タオル』に聞いてみた
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- 出典
- 今治タオル工業組合
タオルの買い替えのタイミングは、一般的に『洗濯を30〜40回した頃が適切』とされています。
週に1回ペースで洗濯した場合、およそ7か月で交換時期を迎える計算となり、意外に短い印象を受けるでしょう。
ただしこの交換時期の目安は、ホテルのような『タオルを扱うサービス業』における基準であり、頻度や使い方が異なる一般家庭には必ずしも当てはまりません。
そこで本記事では、国産タオルの専門メーカー『今治タオル工業組合』の担当者に、タオルの交換時期を見極める方法について聞いてみました。
タオルの交換時期を見極めるための6つのポイント
※写真はイメージ
今治タオル工業組合によると、タオルの交換時期は「タオルの状態によって決めるのが基本」とのことです。
交換時期を見極めるポイントとして、以下の6つを挙げています。
1.タオルが変色してきた
タオルは、洗濯時に吸収した汚れの蓄積や雑菌の繁殖、日焼けなどが原因で変色します。タオルが購入当初よりも黒ずんだり、色付きタオルの色が薄くなったりしてきたら交換時期の目安です。
2.嫌なニオイがする
洗濯をしても嫌なニオイが残っているタオルは、雑菌が繁殖している可能性があるため、交換をおすすめします。
3.タオルがごわついてきた
肌触りがごわごわと固いタオルは、寿命を迎えている証拠です。このようなタオルを使い続けていると、肌や髪を傷めてしまう場合があります。
4.吸水性が悪くなった
どれだけ吸水性のいいタオルでも、使い古されたものは購入当時よりも吸水性が悪くなってしまいます。
身体や髪を拭いてもなかなか水を吸い取らないと感じたら、交換時期が近づいているサインかもしれません。
5.ほつれが増えてきた
少々のほつれなら、カットすれば問題なく使用できます。しかしほつれが多くなり見た目が気になるようであれば、交換するのがおすすめです。
6.生地が薄くなってきた
購入当時と比べて、タオルの生地がぺらぺらと薄くなってきたと感じるようであれば、交換しましょう。
本来の生地よりも薄くなってしまうと、吸水できる水分量も少なくなってしまいます。
タオルを長持ちさせるためのコツ
購入したタオルを長持ちさせるための保管方法について、今治タオル工業組合は「箱などに入れたまま放置してしまうと経年劣化につながるため、洗濯してから保管する」ことを推奨しています。
長持ちさせる洗濯の仕方は次のとおりです。
1.たっぷりの水でタオルが泳ぐように洗う。
2.使ったらすぐ洗濯する。(色移りやニオイの発生を防ぐため)
3.干す時は数回振ってパイルに空気を含ませ、パイルを立たせる。(固くなるのを防ぐため)
4.風通しのいい場所で陰干しし、しっかり乾燥させる。(日焼けによる色あせや変色を防ぐため)
5.タンブル乾燥は適正に行う。(タオルが縮むのを防ぐため)
6.柔軟剤を使いすぎない。(吸水力の低下とごわつきを防ぐため)
今治タオルおすすめの買い替え方
今治タオル工業組合の担当者は、「あらかじめ時期を定めておけば、いつタオルを買い替えたかを忘れる心配がありません」と話します。
年末年始やボーナスの時期、新年・新学期の始まりなどにタオルを新調すると、より新鮮な気持ちで生活をスタートさせられるでしょう。
タオルを適切な時期に交換して、ふわふわ感を維持!
※写真はイメージ
タオルは毎日使うからこそ変化に気付きにくく、交換時期が見極めにくい日用品です。
本記事で紹介した、タオルのコンディションを見極めるポイントや長持ちさせるコツを押さえ、触り心地のいいタオルをキープしてみてください。
[文・構成/grape編集部]