真冬でも『通気口』は開けるべき? 企業の解説に「寒くなるかと」「納得」
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- 出典
- 大倉商事
最近ではどの家にもある通気口ですが、普段の開閉はどうしていますか。
「空気の入れかえの時だけ開ける」「普段は閉めている」という人は、家に思わぬトラブルが起きるかもしれません。
通気口の正しい使い方を解説します。
通気口は24時間『開けっ放し』が正解
最近の建物は高機能で気密性が高く、空気の循環をサポートするために必ず通気口や換気口、吸気口が付いています。
川崎市の老舗不動産会社・大倉商事によると、この通気口は開けっ放しにしておいたほうがよいとのことです。家全体の空気の循環をよくするためには『水回り・キッチンの換気扇を回す』『通気口を開けておく』と効果的なのだそう。
特に通気口は基本的には24時間開けっ放しがよいとのことで、その理由について、以下のように説明しています。
こんな理由があれば、閉めておくわけにはいきませんね。空気の循環をよくすることは家の環境を守るために欠かせません。ほかにも以下のようなメリットがあります。
・湿気を逃す
・部屋内のカビを防止しやすくなる
・建物内の化学物質を排出しやすくなる
・体調管理につながる
梅雨や夏など湿気の多い時期は、特にカビが心配です。また、閉め切って暖房を使う機会が多い冬は空気がこもりやすくなり、体調に影響が出ることもあります。
通気口を開けっ放しにすれば、そのリスクが軽減できるため、これからは閉めないように意識しましょう。
『寒くない?』『虫やホコリは入らない?』
※写真はイメージ
通気口を開けっ放しにしていると、『冬は寒いのでは』という心配ごとが出てくるかもしれません。しかし、その心配はないようです。
また、虫やホコリ、花粉などの侵入も気になりますよね。その対策として、通気口にフィルターを取り付けるとよいそうです。
通気口フィルターはホームセンターや100均などで購入できるため、心配な人は取り付けてみてください。
ただ、花粉症の場合は『フィルターを取り付けても花粉が入ってきているような…』と感じることがあるかもしれません。その場合、フィルターの開けっ放しはつらいでしょう。
花粉に困る場合には、開けっ放しにせず、『換気扇を使う時に通気口を開ける』といった工夫をおすすめします。花粉の季節が終わったら、また24時間開けっ放しに戻しましょう。
なお、通気口の周囲は汚れが溜まると落ちにくくなります。賃貸の場合、退去時に借主の責任になる場合があるため、日頃からのお手入れがおすすめです。
機密性の高さは暮らしやすさをアップさせる嬉しい機能ですが、空気を適切に循環するためには通気口の活用が欠かせません。『24時間開けっ放し』を基本にして、快適な毎日を送りましょう。
[文・構成/grape編集部]