から揚げ定食を食べた男性 思わず驚いたワケに「そうなのか!」「おいしそう」
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乗客「えー」 新幹線で、窓際のコンセントを見たら?年末に新幹線を利用した、えび沢(@ebisawade)さん。『N700系』の新幹線に乗車した際、自分の座席の横にあるコンセントを、別の人がすでに使用していて、困ったことをXに投稿すると、さまざまな意見が集まりました。
「頑張って作ったものを捨てるなんて…」 パン店シェフの工夫に「素晴らしい」「最高です」こだわりの食材を使っているのは、川崎市高津区にあるベーカリーショップ『Len -Local Speciality Factory-』(以下、Len)。 同店は、本来破棄されるパンの切れ端や耳を使った商品をはじめ、フードロス削減や環境に配慮したパンを販売しているといいます。
おいしい食事は、日々の活力になり、生活を彩ってくれるものです。
食材はスーパーマーケットなどで手軽に買えて、外食やテイクアウトをすれば、作らずともおいしい料理を楽しむことができますよね。
しかし、調理で使われる食材がどこから来て、どのようにして私たちのもとに届くのかを、考える機会は少ないかもしれません。
私たちがおいしい食事を楽しめるのは、食材1つひとつに作り手の思いや努力が込められているからこそなのでしょう。
カフェが地産地消に取り組むワケが?
地元川崎市の食材を使い、地産地消の料理を提供する、ネイバーフッドカフェ『TETOTEO』。
お腹が空いた筆者は、人気の定食とスイーツを味わうために、『TETOTEO』が出店されている、シェアマーケット『ノクチラボ』に足を運んでみました。
店内は、落ち着いた雰囲気で、心地よい照明が施され、リラックスできる空間が広がっています。
メニュー表を見ると、定食やプリンをはじめ、アルコールやソフトドリンクなどが豊富にそろっていました。メニュー表を見ているだけでもお腹が空いてきますね…。
『TETOTEO』のスタッフ、丸山さんが出迎えてくれたので、地産地消の取り組みについて、詳しく聞いてみました。
丸山さん、本日はよろしくお願いします。『TETOTEO』では、川崎産の食材を多く使っているとのことですが、川崎産を選ぶ理由はなんですか。
都心に行くと、野菜を作っているところや、果物を作っているところが少ないので、生産者さんがたくさんいる川崎市の食材を選んでいます。
うちのスタッフが農家に行って、芋掘りをさせてもらい、自分たちで収穫することもありますよ。
『Made in Local(地元産)』をコンセプトに掲げる同店。川崎市の農家で採れた新鮮な食材を使うことにこだわっているのですね!
ちなみに、店名の『TETOTEO』とは、どういう由来があるのですか。
地元の人たちと『手と手を』取り合いながら作っていく店という意味合いなんですよ。地元の農家さんのおいしい食材を届けたいという思いも込めて、『TETOTEO』という名前を付けています。
地元の農家をはじめ、地域社会の人たちとのつながりを大切にされているのですね。農家とはどのようにして、関係を築いたのでしょうか。
いろいろあります。例えば、地元野菜の直販所に通って農家さんと関係を築いたり、人づてに紹介してもらったりしていますね。
そうなんですね!地元の農家との信頼関係の深さが伝わります。地産地消に取り組む中で、どのような利点や課題を感じていますか。
やはり、旬を取り入れたメニューを作りやすいことや、実際に畑に行って収穫の経験ができること、そして、農家さんの思いを伝えられるようなメニューを作れるのはメリットです。
ただ、地元の食材を使いたいとはいえ、全部が全部補えるわけではないので、その時は、川崎産以外の食材を使うこともあります。
旬の食材と農家の思いが詰まった料理。その魅力を、実際に味わってみたいと思います。
まず最初にいただいたのは、『塩麹の唐揚げ定食』です。
皿には、見るからに香ばしいから揚げと、白米、味噌汁、サラダ、総菜、漬物が並び、彩りも鮮やかで、とてもおいしそうです!
から揚げをひと口食べた瞬間、外はサクサクなのに、中は驚くほどジューシーでした!鶏肉には塩麹で下味が付けられており、噛むたびに鶏肉のうま味が口いっぱいに広がります。
また、小鉢にはニンジンの炒め煮と里芋の和え物が入っており、どちらも食材のよさがしっかりと生かされた、家庭的で温かみのある味わいでした。
総菜に使われているニンジンや里芋なども、川崎市の農家さんから仕入れています。また、漬物に使っているゆずも川崎産のものです。
川崎市は、野菜や果物などがたくさん採れる場所なのですね!続いて、『うみたてたまごプリン』もいただきました。
ひと口食べると、濃厚で優しい味が広がり、卵の風味がしっかりと感じられます。
表面のカリッとしたキャラメルがおいしく、プリンと一緒に皿に広がるキャラメルを1滴も残さず食べたくなるほど、相性が抜群!
また、プリンの皿には塩が散らされており、プリンと一緒に食べると、甘みが引き立てられ、味わいが一層深くなりました。
プリンには、鮮度が高く、濃厚な味わいが特徴の産みたての黒川たまごを使っています。
川崎産の食材をふんだんに使い、素材のよさがしっかりと引き出されている同店の料理。地元食材の魅力を存分に味わうことができました!
2品とも、とてもおいしくて、おかわりしたくなるほどでした。
最後に、地産地消に取り組む中で、丸山さんが今後挑戦してみたいメニューや実現したいことはありますか。
例えば、農家さんから「今年からシャインマスカットを作り始めました」といわれることがあるので、そのような旬の食材を使った料理をどんどんメニューに取り入れていきたいですね。
2024年11月16~22日に神奈川県川崎市で開催された、地産地消・脱炭素グルメのフードフェスティバル『まるっとサステナ グルメウィーク』にも参加した、『TETOTEO』。
地産地消は、地元食材を使うことで地域活性化に貢献できるだけではなく、輸送時に発生するCO2を削減も抑えることができます。
また、旬の食材や生産者の思いが込められた料理は、食を通じて地域の魅力を再発見できるでしょう。
あなたも日々の食事や料理をおいしく楽しみながら、環境や地域社会に貢献してみませんか。
【TETO-TEO】
住所:神奈川県川崎市高津区溝口1丁目18ー4 プラウド溝の口101
営業時間:月~木曜日11~18時、金~日曜日・祝日11~22時
定休日:年末年始
Instagram:tetoteostaff
【ノクチラボ】
住所:神奈川県川崎市高津区溝口3丁目3−8 セシーズイシイ10 1階
営業時間:火~金曜日11時30分~17時、土~日曜日11時30~18時
定休日:月曜日
Instagram:nokuchilab
[文・構成/grape編集部]