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入浴中の浴室暖房は『弱』もしくは『切』で! メーカーが教える理由に「なるほど」

By - COLLY  公開:  更新:

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※写真はイメージ

冬場のヒートショック対策として推奨されているのが、『浴室暖房の活用』です。

お風呂場は、衣類を脱いだりお湯をかぶったりと、温度変化が生じやすい場所。うまく暖房を使って気温差を小さくし、負担を和らげるのがおすすめです。

しかしなかには、入浴中に浴室暖房を使用していると「出てくる風が冷たく感じられる」と不快感を示す人も少なくありません。

そこで本記事では、三菱電機の公式サイトから、入浴中に暖房を使う際のコツを解説します。

冷たく感じるのは浴室暖房の故障ではない!?

浴室暖房から出てきた風が冷たく感じられるのは、機械の故障ではありません。

入浴中の暖房が冷たく感じる理由と対処法について、三菱電機は以下のように説明しています。

入浴中に「暖房強運転」を行うと、風が濡れた肌に直接当たり、寒く(冷たく)感じることがあります。
その場合、「暖房弱運転」で風量を下げてご使用いただくか、運転を停止してください。

三菱電機 ーより引用

風が当たって冷たく感じるのは、気加熱の作用によるものです。

例えば、夏の暑い時期に濡れタオルで肌を拭いた後、扇風機などで風を当てると涼しく感じられるでしょう。これは、水が蒸発する時に周囲から熱を奪うためです。

これと同じことが、入浴中の浴室暖房にも発生。かけ湯やシャワーで濡れた身体に風が当たれば水分は蒸発します。その過程で肌表面の熱が奪われ、寒く感じてしまうという仕組みです。

暖房効果を高めようと風量を上げると、さらに寒さを感じやすくなります。暖房効果は弱くても、風量を下げたり停止したりしたほうが温かく感じられるでしょう。

ヒートショック対策には、入浴前に浴室内を十分温めておくのが効果的です。浴室暖房は『入浴前に使用するもの』と意識していれば、より快適なバスタイムを過ごせるでしょう。

実際に浴室暖房の風の温度が低いことも

お風呂の扉を開けている様子

※写真はイメージ

浴室暖房の使用中には、実際に温風ではない風が出てくることもあります。

浴室内の温度上昇を検知すると、ヒーターが停止して送風運転になる場合があるそうです。

入浴中は湯気で温度が上がりやすく、ヒーターが停止する可能性があります。この場合は、入浴直前に暖房を切って対策してください。

浴室暖房の種類によって動作こそ異なりますが、肌が水に濡れていなくても冷たさや寒さを感じる場合や、しばらく待つと温風が出る場合は、上記の可能性を考えてみるといいでしょう。

浴室暖房を使っているにもかかわらず、冷たい風で悩まされるのは避けたいところ。気化熱や暖房の仕組みを理解した上で上手に活用し、寒い季節のお風呂の悩みを解決しましょう。


[文・構成/grape編集部]

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出典
三菱電機

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