色が変わったマーガリン、捨てた方がいい? 日本マーガリン工業会の回答は…
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冷蔵庫に入れていたマーガリンの表面が、濃い黄色に変わってしまうことがあります。
なぜ色が変わるのか、また色が変わった部分は食べてもいいのか気になるところです。
マーガリンなどの食用加工油脂を製造・販売する企業の団体である、日本マーガリン工業会に『マーガリンの表面だけ色が変わる理由』について聞きました。
マーガリンが濃い黄色になる理由
日本マーガリン工業会によると、以下のような理由から濃い黄色になるといいます。
マーガリンには、着色料としてカロテンという、緑黄色野菜に多く含まれている色素の一種が使われています。
マーガリンを使っている時にずっと空気に触れさせておくと、マーガリンの表面から水分が蒸発し、乾燥してしまいます。
乾燥によってマーガリンに含まれているカロテンの色が濃くなり、濃い黄色に見えるのです。
こうした『色は変わった部分』は、食べてもいいのでしょうか。
同じく日本マーガリン工業会によると「きちんと保存されているものであれば、味や風味には影響はありません」とのことでした。
※写真はイメージ
マーガリンの保存方法
では、マーガリンを保存する際は、どのような点に注意すればいいのでしょうか。日本マーガリン工業会では、以下のポイントが重要とのこと。
・マーガリンの乾燥を防ぐため、できるだけ空気に触れさせない。
・チャック付きの食品保存袋に容器ごと入れて保存をするのもおすすめ。
・常温の場所に長時間置かず、使い終わったら容器の蓋をきちんと閉めて、すぐに冷蔵庫にしまう。
・マーガリンを塗るナイフやスプーンなどは清潔なものを使う。
ちなみに、購入時にマーガリンの表面にシートが貼られていることがありますが、これは空気に触れて風味が劣化するのを防ぐもの。
しっかりと蓋を閉めて保存されていれば、マーガリンの品質に影響はないため、シートは捨ててしまってもよいそうです。
マーガリンが変色しても、しっかりと保存されていれば味や風味には影響はないため、そのまま使いましょう。
[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]