シーフードミックスの常温解凍はなぜNG? 企業が解説する理由に納得
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※写真はイメージ
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- 出典
- ニッスイ
冷凍の『シーフードミックス』は、パスタやスープなどさまざまな料理に活用できる便利な食品です。
しかし、解凍方法を誤ると思わぬ危険が潜んでいるのをご存じですか。
『株式会社ニッスイ(以下、ニッスイ)』のウェブサイトでは、『シーフードミックスは常温解凍してもいいのか』という質問に回答しています。
適切な解凍方法を知って、シーフードミックスを安全においしく食べましょう。
シーフードミックスは『常温解凍NG』
※写真はイメージ
『ニッスイ』は以下の理由から、常温解凍は避けるべきとしています。
常温で解凍すると、細菌の繁殖しやすい『50~60℃』の温度帯にさらされるので、食中毒のリスクが高まり危険です。
特に、シーフードミックスのような生鮮食品は短時間で細菌が繁殖しやすく、健康被害につながりかねません。
また、常温解凍をすると酸化が進み、酵素の働きによって黒い斑点が発生する場合があります。
これは、エビの殻に含まれるアミノ酸の一種が体内の酵素と反応し、メラニンが生成されて起こる現象です。
黒変は時間の経過とともに生じる自然なものですが、長時間酸素に触れていて鮮度が落ち始めている証拠でもあります。
品質を維持するためにも、シーフードミックスの常温解凍は避けるようにしましょう。
シーフードミックスの解凍方法
シーフードミックスを解凍する時は『塩水解凍』『流水解凍』『冷蔵解凍』、いずれかの方法を試してみましょう。
『塩水解凍』は、海水と同程度である『約3%の塩水』にシーフードミックスを浸し、常温で30分~1時間ほど置く方法です。
魚介から水分が流れ出るのを防ぎ、プリプリの食感を保てます。
解凍の目安は、指で触った時、中心に少し硬さが残る程度です。塩水に浸すと色が鮮やかになり、程よい塩味が加わっておいしさが引き立ちます。
『流水解凍』は、冷凍状態のシーフードミックスをザルに入れ、流水をかけながら解凍する方法です。表面に付いた氷が溶けたら、しっかり水気を切って調理しましょう。
『冷蔵解凍』は、バットなどにシーフードミックスを広げ、ラップをかけて冷蔵庫で約5時間置く方法です。
時間はかかるものの、放置するだけで解凍できるので手間がかかりません。
自分に合った方法で、安全に解凍するようにしましょう。
[文・構成/grape編集部]