公共の場での授乳はいけないこと? 女性写真家が描く、美しき授乳風景
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※写真はイメージ

16万人が感動した『レースカーテン』 材料はまさかの…「プロか!?」「芸術作品だ」一糸乱れぬ編み目!半年かけて完成したレースカーテンの驚異的なクオリティに胸を打たれます。

娘のイラストを見て、母が… 完成したものに「芸術一家すぎる」「一生もの」自身が手掛けたイラストが、母親の手で刺繍作品になったという、イラストレーターのヤマダアヤノ(@ymdn_000)さん。 Xに実際の作品を投稿したところ、13万件の『いいね』が送られ、大きな反響を呼びました。
女性写真家のIvette Ivensさんが描き出すのは、女神のように美しく神々しい母親たちの姿。
この作品には、ある思いが込められています。
自らも2児の母親であるIvetteさん。彼女が投げかけている思いとは、授乳に対する理解です。
公共の場で、母乳をあげることについては日本でも賛否がたびたび巻き起こります。この問題は日本だけではありません。
訪れた場所に授乳スペースがない場合、人の目があるところで母乳をあげる必要が出てくるかもしれません。赤ちゃんがぐずって泣き止まないときに、授乳するほかないというケースもあるはずです。
そんなとき母親は、授乳する姿に対して好奇な目を向けられたり、明らかに迷惑がられることがあります。
Ivetteさんは作品を通じて、授乳に対する世間の目に対してのメッセージを発信しています。
母親の側にも、できる限りの配慮が求められます。授乳用のケープを使うなどして、できる限り周囲からの視線を遮ることも必要でしょう。
周囲の人間に求められることは、それに対して特別視しないことです。
日本では震災時など、避難所で授乳する姿を覗かれて母親が性的に不快な思いをした、という悲しい出来事が伝えられたりもします。
授乳スペースがじゅうぶんなだけ増え、母親が安心して授乳できることが理想でしょう。とはいえ、すぐに実現できないのも現実です。
赤ちゃんの命を育む、神聖とも呼べるかもしれない行為。そのことに対する理解が、この美しい写真によって少しでもすすむことを願います。