『鳩サブレー』の袋をよく見ると…? 豊島屋の『ささやかな工夫』に感動する
公開: 更新:

※写真はイメージ

キツネ色が目を引く四角い食べ物 揚げ出し豆腐ではなく…「初めて見た!」豆腐に片栗粉や小麦粉をつけて揚げて作る、揚げ出し豆腐。カラッと揚がったきつね色の衣を見ていると、自然とお腹が鳴りますよね。2025年7月25日、はなかつお(@flowerkatuo)さんがXで公開した3枚の『揚げ出し豆腐』の写真に、6万件以上の『いいね』が寄せられています。

長野で見つけた雷鳥のカラビナ 欲しがる人が相次いだワケが?「最高すぎる!」登山用具の1つとして知られている、カラビナ。レジャーの予定が増える夏の時期こそ、1つや2つ持っておきたいアイテムでしょう。2025年7月15日、@ku_neru_shabelさんは、長野県長野市にある長野駅で、あるカラビナが売られているのを発見して購入。そのデザインに注目が集まっています。
- 取材協力
- 株式会社豊島屋
明治時代から長く愛される、神奈川県鎌倉市の銘菓である『鳩サブレー』。
『鳩サブレー』は名前の通りサブレーですが、割れにくいのが特徴の1つです。
実は『鳩サブレー』の包装に、割れにくくするための『ある工夫』が凝らされていることをご存知でしょうか。
販売元である株式会社豊島屋(以下、豊島屋)に、袋に隠された工夫について取材しました。
『鳩サブレー』が割れにくい理由
『鳩サブレー』の袋をよく見ると、お尻部分の包装ビニールの一部が接着されています。
担当者によると、包装ビニールの一部を接着することで、袋の中で『鳩サブレー』が動いてしまうのを防ぎやすくなるそうです。
より近くで見てみると、分かりやすいかもしれません。
いつ頃からこの工夫を始めたのか、豊島屋に聞いたところ、このような回答がありました。
1994年に現社長である久保田陽彦が、工場長の時に機械メーカーの担当者と一緒に考え、あの場所をポイント留めしました。
豊島屋としては特に公表はしていないそうですが、この工夫により、実際に壊れる割合は減ったとのこと。
「できれば割れていない状態で、多くの消費者に届けたい」という思いが込められているそうです。
『鳩サブレー』の食べ方
ほかにも『鳩サブレー』にまつわる疑問を聞いてみました。
――『鳩サブレー』が割れないように、より安全に持ち歩く方法は?
動かないように、タッパーなどに入れていただければ割れないと思います。
――知覚過敏の人や高齢者など、歯が弱い人でも食べやすい方法は?
お客様から「牛乳やコーヒー、紅茶に浸して食べています」というお声はいただいています。
ちなみに、『鳩サブレー』といえば、頭から食べる派、お尻から食べる派、半分に割る派など、巷で論争が繰り広げられることがあります。
豊島屋がおすすめする食べ方は特になく、「お客様のお好きなところからお召し上がりください」とのことでした。
老若男女から愛される『鳩サブレー』。販売拠店は神奈川県と東京都だけなので、立ち寄った際は手に取ってみてはいかがでしょうか。
[文/キジカク・構成/grape編集部]