「AIでも合成でもありません」 実際に栃木にある街灯に「これはずるい」「すごいアイディア」
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- 出典
- @Gyozakai_u
街を照らす街灯。夜道を歩く時は、安全のためにも必要不可欠ですよね。
あなたの街の街灯はどんな形をしているでしょうか。「じっくりと見たことがない」という人もいるでしょう。
しかし、栃木県宇都宮市にある街灯なら、きっと誰もがじっくり見ることになるはずです。
なぜなら、街灯が餃子だから…!
街灯が餃子!?清掃をしたらよりリアルに…
2025年3月26日、宇都宮市の情報を発信しているアカウント(@Gyozakai_u)が、「先日、『餃子通り』の餃子型街灯の清掃が実施されました」とXで報告。
すると約9万件の『いいね』が寄せられ、反響が上がりました。
以前は汚れていたという餃子型街灯ですが、きれいにしたところ「焼き上がったばかりの焼餃子みたいにツヤツヤになった」といいます。
掃除する前と後の写真をご覧ください!
きれいになった餃子は、本物のようなツヤツヤな仕上がりに!日中は、空に餃子が浮いているようにも見えますね。
街灯が餃子型とは、あまりにも現実離れした話だったからか、AI画像を疑う声もあったそう。
同アカウントは「AIでも合成でもなく、餃子型街灯は実際に設置されています!」と強調していました。
【ネットの声】
・早めのエイプリルフールかと思った。すごいアイディア。
・ツヤツヤでおいしそう!こういう遊び心があるのが好きです。
・めちゃめちゃセンスのある街灯。今夜は、餃子に決まりだな。
・AIかと思った。再現度がすごい。具と肉汁がたれまくる!
・これはずるい!なんておいしそうなどら焼き…じゃなくて餃子!
餃子型街灯は、多くの人の興味を惹いた様子。
街灯を設置した『宇都宮餃子会』の担当者に話を聞いたところ、餃子型街灯は、2020年3月に設置されたのだとか。
餃子型街灯が生まれたきっかけなどを、聞いてみることにしました。
餃子型街灯、実は5年前からあって…細かなこだわりも
餃子型街灯があるのは、『餃子通り』と名付けられている通り。
それだけに、餃子にまつわるものが作られているのだそうです。
2018年に、JRグループなどとおこなった大型観光キャンペーンの際、宇都宮市の宮島町通りを『餃子通り』という愛称に決定。
そこから餃子柄のマンホールを設置するなど、餃子の街ならではの通りにしようといろいろな工夫を施してきました。
2020年に夜の空間演出として、餃子型街灯を設置いたしました。
宇都宮市がメインとなって作ったという餃子型街灯。
餃子を通じた地域活性化と餃子文化の普及を目指して設立された『宇都宮餃子会』が、監修をして制作したそうです。
せっかくなので、餃子型街灯の特にこだわった部分を聞いてみました。
ひだの部分などを含めた、餃子の形を忠実に再現することにこだわりました。
また、夜間でも焼き餃子だと認識していただけるように、ライトの明るさや色なども何回もテストしました。
テストを重ねて制作された餃子型街灯。
SNSで話題になることも多いそうですが、今回の投稿で初めて知った人もいたようです。
「餃子型街灯にしてよかった」と思ったエピソードもあったといいます。
餃子を食べに来てくださった方が、街灯の写真を撮影しているのを見るととても嬉しくなります。
また、テレビなどの取材の際も出演者さんやスタッフさんが「街灯が餃子になってる!」と驚いてくださるので、餃子型街灯にしてよかったなと思います。
今回、注目を集めたことで、「観光で行きたい!」と思った人も多かったようです。
『餃子通り』を訪れた際には、おいしい餃子だけでなく、街灯も忘れずにチェックしてみてくださいね!
[文・構成/grape編集部]