服や手に修正液がついた際の落とし方!場所別の対処法と気になる疑問をご紹介
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大事な書類やお気に入りの服に、修正液がポタッと垂れてしまった経験はありませんか。
「どうしよう、これって落ちるのかな」と、不安になりますよね。
そんな時に、どうすればよいか分かっていれば、落ち着いて対処できるはずです。
本記事では、修正液の落とし方を場所別に分かりやすく解説します。修正液がつく場所により対処法が異なるため、日常のちょっとしたトラブルにもすぐに対応できるよう備えましょう。
修正液と修正テープの特徴
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修正ツールには、大きく『修正液』と『修正テープ』があります。
修正液は昔から使われているタイプで、細かい部分の修正に適しているでしょう。ペン型なら狭い範囲をピンポイントで直せます。ボトルタイプは広い範囲を一気にカバーできる点がポイントです。
乾燥後ははがれにくく、秘匿性が高い点が特徴。ただし、乾くまで時間がかかり、独特のにおいや液ムラが出やすいこと、手や衣服につくと落としにくいといった欠点があります。
一方で修正テープはその名の通りテープ状であるため、修正液と比べて手や服などにつきにくい印象です。
修正テープの最大のメリットは乾かす手間がなく、修正直後から文字が書けることでしょう。修正面が平らでコピーしても跡が目立ちにくく、周囲を汚さない点も魅力です。
ただし、テープの幅が決まっているため細かい修正には不向きなうえ、はがそうと思えば簡単にはがせるため秘匿性は低いとされています。
【場所別】修正液や修正テープの落とし方
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修正液や修正テープの落とし方を、よく汚してしまう場所ごとにまとめました。
それぞれ、落とし方や落ちやすさに違いがあるため、ぜひ参考にしてください。
手や皮膚についた場合
修正液は速乾性が高く、手につくと固まりやすいため、落としにくくなります。手や指についてしまった場合は、まずぬるま湯と石鹸で早めに洗うことが基本です。
特に指のしわや指紋の溝に入り込んだ修正液は、一度では完全に落とせないことがありますが、時間とともに徐々に剥がれるといわれています。
どうしても早く落としたい場合は、マニキュア用の除光液をコットンに含ませて拭き取るか、クリームクレンザーを馴染ませて洗い流すと効果的のようです。
ただし、肌に刺激を与える可能性があるほか乾燥しやすくなるため、使用後は手をしっかり洗い、必要に応じてハンドケアを行いましょう。
修正テープも同様で、基本は『早めの対処』がもっとも安全で効果的な落とし方のようです。
服や布についた場合
修正液や修正テープが衣服や布についてしまった場合、まずは焦らず乾燥後の状態を確認しましょう。
乾いて固まった修正液は、布を軽くもんだり歯ブラシでこすったりすると、繊維が粗い布の場合は粉状になり落ちる可能性があります。
歯磨き粉を使い落とす方法も出回っているようですが、生地を傷めたり色が抜けてしまう可能性もあるため、自分で無理に処理せずに専門のクリーニング店に相談するのが安心です。
ドライクリーニングでシミ抜きを依頼すれば、生地を傷めずに修正液を落とすことができるでしょう。
プラスチックについた場合
プラスチックに付着した修正液は、スクレーパーや柔らかい道具でやさしく削り取る、ガムテープなど粘着力のあるもので貼ってはがすなどの方法があるようです。
ただし『ぺんてる』や『ゼブラ』などの文具メーカーでは、無水エタノールなどの溶剤で溶かして拭き取る、といった方法を推奨しています。
溶剤使用時にはプラスチックの変色や溶解の恐れがあるため、目立たない部分で試してから行うことが重要です。溶剤をティッシュやコットンに含ませて、汚れを取り除きます。
無水エタノールなどの溶剤を使う場合は換気を十分に行い、汚れを取り除いた部分を最後にしっかりと布で拭き取るのが安全です。
修正テープを落としたい場合は、お湯を含ませた布で拭き取る方法が有効といわれています。拭き取った後の修正テープの粘着が気になる場合には、仕上げに無水エタノールなどで拭き取ってみましょう。
紙についた場合
紙についた修正液は、基本的に落とすことは難しいとされています。修正液は顔料が紙の繊維に密着して固まる性質があるため、一度付着するとほとんど除去できないようです。
どうしても試したい場合は、下の文字が消えたり紙が破れたりする可能性を覚悟のうえ、ナイフや紙やすり、つまようじなどで少しずつ削る方法があります。
紙の表面や折れ目をよく観察し、慎重に作業することが大切です。
修正テープを落とす場合、ドライヤーで乾燥させて粘着テープや消しゴムではがす方法が有効のようですが、粘着力の強いテープでは紙を破いてしまう可能性があります。
紙についた場合は、とくに状態を見ながら慎重に行いましょう。
乾いてから時間が経った修正液は落とせるか?
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手などの皮膚についた場合は、なるべく早く洗い流すことが推奨されています。
修正液によっては、時間が経ってしまうと落ちにくいといわれています。
ぬるま湯と石鹸で洗い流すとよいですが、落ちにくい場合は、クリームクレンザーなどを使って洗い流すとよいでしょう。
ただし、素手でクリームクレンザーを使用すると、研磨剤によって手が荒れてしまう可能性があります。ゴム手袋などを着用したり、こすり過ぎないようにしたりして肌を保護しながら使ってくださいね。
修正液の落とし方は場所によって異なる
修正液は付着した素材によって落とし方が変わり、場合によっては完全に落とせないこともあります。しかし『どうすればよいか』を知っているだけで、余計な不安を抱えず落ち着いて対処できるでしょう。
皮膚についたら石鹸とぬるま湯で早めに洗う、布なら軽く揉み洗いするかクリーニング店に相談する、といったように状況ごとに適した方法があります。
プラスチックや紙の場合も同じで、事前に対処法を知っておくことが一番の安心につながるでしょう。
「うっかり手が滑ってしまった」というのは誰にでも起こり得えます。そんな時は、本記事で紹介した落とし方を思い出し、慌てずに実践してみてくださいね。
[文・構成/grape編集部]