まだ洗わない服、どこに置く? 秋冬に増える“脱いだあとに困る服”の正しい扱い方
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撮影:Heulie

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洗濯研究家の平島利恵です。
秋冬になると、ダウンやコート、ジャケット、ニットなど『一度では洗わない服』が増えますよね。
あなたは帰宅して脱いだ後、こんなことをしていませんか。
・イスの背に掛けっぱなし。
・ドアノブに引っかけたまま。
・ベッドにポイ!
気づけば、部屋のあちこちが『脱いだ服の山』になっている人もいるかもしれません。
実はこの置きっぱなし、服の臭い・黄ばみ・劣化の原因になるんです。
『まだ洗わない服』を放置するとどうなる?
脱いだ直後の服は『湿気』『体温のぬくもり』『皮脂や汗』を含んでいて、菌が増えやすい状態。
このままイスに掛けておくと湿気がこもり、翌日なんとなく臭う原因になります。
消臭スプレーを使う人もいますが、スプレーでは皮脂や汗など、汚れそのものは落とせません。
汚れが残ったまま着用を続けると、より不衛生になるため注意が必要です。
撮影:Heulie
洗濯のプロがすすめる『まだ洗わない服』の扱い方
まだ洗わない服の扱いについて、以下の2つの対処法がおすすめです。
1.脱いだら『まず、決めた場所に掛ける』
大事なのは、脱いだ服の『行き先』を決めておくこと。おすすめは以下の場所です。
・玄関近くの壁フック。
・脱衣所の一時掛けラック。
置く場所を1か所に決めるだけで、散らかりが激減します。この際、風通しのよい場所で保管し、湿気を飛ばすことが大切です。
撮影:Heulie
2.翌朝『洗う・もう一度着る』を判断する
一晩経つとシワ、湿気、ニオイが落ち着き、本当に洗うべきかどうかが判断しやすくなります。
ただし、すでに臭う服や汗をかいた日は、早く洗うようにしましょう。
撮影:Heulie
洗濯頻度の『目安』は?
一度着た服は、どれくらいの頻度で洗うとよいでしょうか。以下、参考にしてくださいね。
・インナー・Tシャツ:毎回
・ニット:2〜3回に1回(汗をかいた日は1回で)
・コート・ダウン:シーズン1〜2回+部分洗い
・ジャケット:3〜5回に1回(襟・袖が汚れやすい)
素材や着用時間によっても変わるので、臭い・シワ・汚れで判断しましょう。
早めにケアしたほうが、衣類に負担なく、キレイに落とせます。
撮影:Heulie
ダウン・ニット・コートは連続着用を避けるのが正解
秋冬のアウター類は、実は『1日着るだけでかなり負担がかかる』アイテムです。
特に、ニットやウールのコートは、連続して着るほど毛玉や型崩れの原因に…。
1日着たら休ませることで、服の寿命がぐっと延びます。
撮影:Heulie
置きっぱなしを防ぐ3つの習慣まとめ
以下の3ステップだけで、『部屋の散らかり』『ニオイトラブル』が一気に解消できます。
・脱いだらすぐ『決めた場所』へ。
・翌朝、洗うかまた着るかを判断。
・クローゼットには、湿気が抜けてから戻す。
秋冬に活躍するコートやダウンのほか、スーツの着用頻度が高い人も参考にしてください。
撮影:Heulie
洗濯のテーマではないのですが、最後に1つ伝えたいことがあります。
実は部屋が散らかってしまうのは、片づけられないからではなく、置く場所が決まっていないだけなんです。
家族みんなで『掛ける場所』を1つ決めておくと、部屋が整い、家事もぐっとラクになります。
今日から『小さな置き場のルール』を作り、清潔でスッキリと片づいた部屋で過ごしてみませんか。
記事執筆 平島利恵
洗濯研究家であり、株式会社Heulie(ユーリエ)の代表取締役。フルタイムで働く4児のママ社長。
洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。
自社ブランドの人気の洗濯洗剤「Rinenna(リネンナ)」は、つけ置き洗いで驚くほど汚れが落ちると、好評を得ている。
Webマガジン『暮らしの道具店』で、洗濯についてのコラム監修
Rinenna公式ページにて洗濯コラムを執筆
https://rinenna.jp/
⇒YouTube、Instagram
[文・構成/平島利恵]