スポーツドリンクは水筒に入れると危険!? 食中毒の可能性も By - grape編集部 公開:2016-08-17 更新:2018-05-06 夏 Share Post LINE はてな コメント ※画像はイメージです 水分補給にうってつけのスポーツドリンク。夏のスポーツやレジャーで、水筒に入れて持ち歩く方もいらっしゃるのではないでしょうか。 でも、ちょっと待って!実はスポーツドリンクを水筒に入れるのは注意が必要なのです。最悪、食中毒の可能性も…。 スポーツドリンクを水筒に入れてはいけない理由 スポーツドリンクは身体に吸収されやすいように弱酸性となっており、水筒の多くはステンレスなど金属製です。 短時間の保管ならば問題はありませんが、長時間になると金属成分が飲み物に溶け出したり、錆の原因にも。金属が溶け出したことに気づかずに飲み、食中毒になった例もあるようです。 東京都福祉保健局のWebサイトに、実例が紹介されています。 スポーツ飲料を飲んで6名が苦味を感じ、頭痛、めまい、吐き気などの症状を呈したとの連絡が都内の保健所に入りました。 スポーツ飲料は、当日朝7時半ごろに粉末を水に溶かして水筒に詰めたもので、実際に飲んだその日の午後2時ごろまでそのまま保管されていました。 水筒の内部は、一見して破損している様子はありませんでしたが、再現試験をしたところ、内部に青緑色の液体が溜まりました。水筒の製造元に確認した結果、保温のため水筒の壁は二重構造になっており、通常は飲料に接しない二重構造の一部分に銅を使用していることが判明しました。 東京都福祉保健局 ーより引用 溶け出した銅の過剰摂取による、頭痛や吐き気などの症状。水分補給のためのものが、体調不良を引き起こしてしまっては元も子もありません。 もちろん水筒のメーカーも金属成分が溶け出さないよう配慮を行っており、かつ酸性のものや塩分が多いものは使用してはいけないなど、説明書に記載しています。 説明書などを読まずに誤った使用方法をしてしまうと、このような事故が起きる可能性があるんですね。 水筒を使用するときには中が傷ついたり、錆びていないかなど定期的にチェックするようにしましょう。特に落としたりぶつけたりした場合は注意。 また、スポーツドリンクの他にも炭酸飲料や乳酸菌飲料、果汁飲料等も酸性なので金属製の水筒には入れないようにしてください。 もし、どうしてもスポーツドリンクを水筒で持ち運びたい場合は、金属製ではなくプラスチック製のものにすればOKです。 身近なものでも、知らずに使ってしまうと思わぬ事故を引き起こしてしまうんですね。便利な水筒、正しく使いたいものです。 出典 東京都福祉保健局 Share Post LINE はてな コメント
水分補給にうってつけのスポーツドリンク。夏のスポーツやレジャーで、水筒に入れて持ち歩く方もいらっしゃるのではないでしょうか。
でも、ちょっと待って!実はスポーツドリンクを水筒に入れるのは注意が必要なのです。最悪、食中毒の可能性も…。
スポーツドリンクを水筒に入れてはいけない理由
スポーツドリンクは身体に吸収されやすいように弱酸性となっており、水筒の多くはステンレスなど金属製です。
短時間の保管ならば問題はありませんが、長時間になると金属成分が飲み物に溶け出したり、錆の原因にも。金属が溶け出したことに気づかずに飲み、食中毒になった例もあるようです。
東京都福祉保健局のWebサイトに、実例が紹介されています。
溶け出した銅の過剰摂取による、頭痛や吐き気などの症状。水分補給のためのものが、体調不良を引き起こしてしまっては元も子もありません。
もちろん水筒のメーカーも金属成分が溶け出さないよう配慮を行っており、かつ酸性のものや塩分が多いものは使用してはいけないなど、説明書に記載しています。
説明書などを読まずに誤った使用方法をしてしまうと、このような事故が起きる可能性があるんですね。
水筒を使用するときには中が傷ついたり、錆びていないかなど定期的にチェックするようにしましょう。特に落としたりぶつけたりした場合は注意。
また、スポーツドリンクの他にも炭酸飲料や乳酸菌飲料、果汁飲料等も酸性なので金属製の水筒には入れないようにしてください。
もし、どうしてもスポーツドリンクを水筒で持ち運びたい場合は、金属製ではなくプラスチック製のものにすればOKです。
身近なものでも、知らずに使ってしまうと思わぬ事故を引き起こしてしまうんですね。便利な水筒、正しく使いたいものです。